HGSE(ハーバード教育学大学院)入学式

とうとう始まりました。今日は正式なHGSE入学式+大学院生活の初日です!留学生オリエンテーション、TIEリセプションで知り合いが増え、学部の雰囲気にも慣れ、心理的なゆとりが出来た状態での参加。

既に大学院仲間に♡

それにしてもHGSEというコミュニティは本当に素晴らしいものだと過去数日幾度と痛感。これが教育学部だからかハーバードだからか大学院だからかは正直分からない。

でもここに来ている仲間達が皆持っているのは:

・相手の事を知ろうとする強い好奇心
・未知のもの、自分と異なるものに対するオープンな心と敬意
・自分の今まで&今興味のあることを相手に伝える際の熱意
・人のため、社会のために何かしたいというドライブ

・・といったもの。

具体的に「私は卒業後xxになるんです」という人は少ない。ただ「●●といった課題に取り組みたい」「xxが自分のワクワクの源なのでそれに関わることをしたい」というレベルではそれぞれかなり具体的にストーリーを語ることができる。

英語でいうと「Corny」、日本語でいうと「くさい」または「気恥ずかしい」・・・・・・そんなことをキラキラと語り合うところが教育学部のユニークなところだと思う。(ほんの数年前証券会社に勤務していた当時の自分は口に出していなかったようなことばかり、笑)

そして自分の周りを見ていると自分に限らず「従来の『教育』とは全く異なる畑」から来た教育セクター新参者は多い。ジャーナリズム、広告、プロダクトデザイン、コンサル、医療、エンジニア・・どんな化学反応が起きるのか、とても楽しみ。

また皆がそれぞれ自分はここにいていいのかどうか、とやや萎縮&謙遜しながら相手から学ぶ姿勢が強いのも興味深い。そんな714人の仲間が集まった入学式。

今年の入学生のうち680人以上が1年の修士プログラム、残りが博士プログラムの進学者。
・学部全体では75%が女性(とはいえ私のTIEは男女比は半分)
・平均就労経験は4年(Again、TIEはもっと長い)
・平均年齢は28歳(Again、TIEはもっと高い)
・留学生比率は15%で30カ国から(とはいえ米国人でも世界のあちこちに滞在した経験がある人が多いと感じる)

入学式でのスピーチ

Dean(学部長)からのウェルカムスピーチ、昨年度表彰されたJohnson教授のスピーチ、卒業生で博士プログラムに滞在中の二人からのスピーチ、Hehir教授からのDiversityに関するスピーチ。どれもinspiring,またはencouragingまたはentertainingなもの。(概要はHGSEのページに掲載されてます

HGSE卒業生の活躍エピソードの一つとしてYale Education Leadership Conference Business Plan でグランプリを受賞したKarl Wendtが紹介されるなど、単なる「先生の育成」ではなく、もっと広い範囲において社会をより良くしている人材を輩出しているというメッセージの強調が印象的だった。

また以下のメッセージが出たときには拍手も。

''If you came here hoping to be in the top 1 percent of income earners, you probably made the wrong decision, checked the wrong box. But if you’re hoping to be in the top 1 percent of those who do good  - you actually have a shot.”

子ども達の未来に関わる教育者達

教育に携わる人が「どれだけ多くの人々の考え方、感じ方、人生のあり方に影響を与えうる可能性があるか」の事例として以下の動画が紹介された。「How blending arts with joyful learning breeds successful teaching」といった教育へのアート(芸術)の組み込み方といったテーマで記事にもなった話。

この子達はLady Gagaの曲に合わせて、パフォーマンスをしながら、ヘビの生態についてこのように学んだという経験をきっと忘れないと思う。私も生物の授業でこういうのやりたかったな。
                                           




明日から2日間は怒濤のClass Shoppingデー。過去数日の色々なインプットのお陰で取る可能性の出て来たクラスは前回のブログから大きく変わったのでしっかり見極めてきます。

ハーバード教育学大学院コースカタログなど
HGSE入学式での配布物