ボーゲル塾(ボストンでの課外活動)

バタバタしていて、ブログのアップデートがあまりできていません。手元のEvernoteにはブログに書こうと思いついたことを書き記す「ブログネタ」ノートがあるのですがリストは長くなる一方で、なかなかそのリストを短くすることができていません、汗。

ボーゲル塾説明会に行ってきました

今日書きたいのは先週の水曜の夜の事について。HGSEで1年上の先輩ちゃん(=証券会社時代の後輩ちゃん)から「ボーゲル塾」という日本人コミュニティへの参加を勧められていたのでその第一回説明会に参加しました。

どんなコミュニティかというと「日本の未来」についてボストン近郊で学生生活を送っている日本人同士で語り合うというもの。

当日の配布資料に記載されていた同会合の目的はこちら「日本の将来について自由闊達な議論を行う。広域ボストンエリアに集う日本人のネットワーキング」

なんと真面目・・・・ついていけるだろうか・・。

内政、外政、経済政策、企業の国際競争力と4つの分科会に別れ、毎月1回ボーゲル先生のご自宅にて勉強会を2時間行うという構成になっています。(ボーゲル先生の名前でGoogleサーチするときっとこの勉強会について過去の留学生の色々なブログが見つかると思います)すでに10年ほど続いている営みとのことです。

無知の私はまずこのボーゲル先生というお方について少々お勉強。

日本人ばかりのコミュニティ、不思議な感覚

先週水曜の初回会合はハーバードに限らずボストン内の様々な学校の留学生・・合わせて50人弱くらいだろうか。なんとなく社費&省庁派遣の人が多かった気がしました。いつも2/700人の日本人比率の教育学部に慣れているからか久々の日本人、しかもフォーマルなかちっとした感じの日本人の方々がたくさんいて、年功序列の意識や敬語の多用など、ちょっぴり自分のモードチェンジが起きたのを感じました。

海外で日本人のグループと出会った時の自分らしい付き合い方がまだよく分かりません。

何語で話していいかも分からないし(人によっては英語の方がスムーズだったりする場合もあるし)どのくらい現地で自分が慣れている習慣(ハグとか年功序列の軽度な無視とか・・)を持ち込んでいいかも良く分からない。

説明会では深い議論にはならなかったのですが、ちょっとの会話からも、日本の現状や未来についての意見や前提が自分と相手の職業、年齢、経験の差によって大きく異なるものがあった気がしました。

外国人との間での意見交換に比べると日本人同士で日本について語る際、個人のこだわりや価値観/前提が表面化したり、なかなか興味深い心理状況&グループダイナミックスを経験するな、と思わされた夜でした。

月1回のこのコミュニティへの参加は自分の留学生活において色々な意味で良い経験となるかもしれない・・・・そんなことを思っています。

あまり日頃勉強をしていなく、特定の分野での深い知識を持っていない人間としては今回の分科会の参加を通じて少しでも日本についての理解を深められたらとも思っています。

最後に、この間発見した「日本の財政って本当はどうなの?」テーマに関連するEconomistのInteractive Graphについて。国によって「債務」の定義にばらつきが若干あるのでこのグラフが完璧なわけじゃありませんがこういうカタチで可視化されると色々と頭の体操にはなりそうです。(外から見ていると最近の日本は「経済」よりも「外交」分野により注目が集まっている印象も受けますが・・。こちらでは相変わらずユーロ危機、中東問題、アメリカ大統領選挙がビッグトピックです)