こちらのガールズ恋愛事情

日曜の夜に洗濯中。乾燥機終了待ち時間に最近思っていたことを書こうかと。

HGSE教育学部の女子率は75%と高い。

私個人の勝手なざっくりとした印象だとHGSEの女子の

  1. 約1割〜15%が既婚(遠距離結婚)または婚約中
  2. 30〜50%が遠距離恋愛中
  3. 5%がこちらでパートナーを見つけお付き合い中
  4. 残りはシングルでパートナー探索中(バツイチも含む)、といったところ。


④のシングルガールズにとっては出会いが少ないというのが悩みの種である模様。週末どこどこの会に行ったよと立ち話すると「かっこいい人いた?」って感じで切り返されてくる。

自分は寮に住んでいるので、学部平均の年齢よりも結構若い22歳〜24歳の上記の②〜④のガールズ友達がいる。その④のグループの子達から色々と興味深い話を教えてもらった。

それはこちらのオンラインデート事情

昭和生まれの私にはまだ全然なじみの無い世界なのだけれどもこちらでは結婚するカップルの2割はオンラインで出会ったという統計もあるという。実際こちらで仲良しになた友達二人は、今付き合っている(しかも結構真剣な段階にあったりする)彼氏はオンラインで出会ったと言っていた。

仕組みとしては自分のデータを細かく入力する有料サービスサイトに登録し、アルゴリズムでマッチされた相手と出会ってデートを重ねる(もちろん終了もあり)というものらしい。日本で似たのがあるのかは知らないのだけれども、明らかに若者同級生達のオンラインデートサービスに対する反応は私の日本の同世代ガールズ仲間のものとは異なっている。

こっちの彼女達にとってはかなり普通のことらしい。「だって出会いが他にないもの」と皆結構サバサバ。match.comとか大手サービスが複数存在する模様。

実際にその一つでマッチされた人とデートをしてみて「3人目に会った人が凄い良かった!」とかなり熱をあげていたクラスメートの話を聞いていたのだけれども彼女とその相手はアルゴリズムでマッチング度が100%だったという。100%が出るのは珍しいらしい。最初のデートが結構いい感じで終了した翌日のブランチでの報告だったからか彼女はかなり興奮していた。「今までで一番いいと思う!」と

思った以上に「本当に」オンラインデートが「普通」になっていることにまだ戸惑いを覚えつつも、この現実と周囲の「常識」を知ったことは新しい学びでありました。

そういえばこちらのゲイカップル事情についても似た道を歩いたなぁとふと思い出しました。マサチューセッツ州はとてもリベラル。ゲイカップルの結婚も合法だし街中でもカップルが普通に手をつなぎラブラブしているのを良くみかけます。痴話喧嘩をしているのも目撃しました。基本的に男女間のカップルとまったく同じように皆捉えています。

HGSEに留学した直後にfacebook上で友達になった女の子のrelationship statusが「◯◯(女の子)と交際中」となっているのを発見した時に慣れてなくて「!お!」とか反応していた自分ですが、最近はようやく慣れてきました。

ちなみに、先ほどのオンラインデートのシステム上にあるアルゴリズムですが真の恋愛関係を築くには不完全だという記事を見つけました。「successful romantic relationship」には二人を取り巻く環境や二人が出会った後のどういうコミュニケーションを取り合うか、問題解決にどう取り組むか、などなどの要素がむしろ重要だとあります。また、そもそも似たもの同士(=アルゴリズムで相性が高得点)は良い人間関係構築という意味では先行指標的要素があるようですが恋愛関係の構築については特に関係がないともあります。

何はともあれ、日米共に素敵なガールズ達が「良い出会いがない」と言っているのは
一体どういうことなのでしょう・・・?

ちなみに上記の彼女、2度目のデートの後はなぜか「もう吹っ切れた」とのこと。。。何があったかは不明。マッチ度100%という数値はやはり当てにならなさそうです。そして恋愛で予測しない展開が起きるのも、それによってガールズが翻弄されるのも(プラスにもマイナスにも)世界どこでも同じのようです。

以上、ハーバード大学院からの恋愛事情に関するレポートでした。

洗濯物を取ってきます。