他の国を知ろうとする姿勢、学ぶ姿勢

一個前の英語力の話に少し関連して。

レバノンから来たMIT(学部)→今HGSE(大学院)→卒業後マッキンゼー予定の超美女なクラスメートがいる。

彼女と昨日話してて驚いたこと。
  • レバノンの人口は400万人ちょっと国土が狭いので国内はそれくらいだけれども海外に1800万人くらいがいるということ
  • レバノンの子ども達は英語、フランス語、レバノン語の三か国語を流暢に話すように教育されているということ
  • HBS(ビジネススクール)学生最も多い人種のひとつがレバノン人であるということ
(上記の内容は検証していません)

彼女は日頃からとっても自分の国が大好きで誇り高く、私は今までも彼女との関わり合いを通じてレバノンという国に対する興味と憧れと尊敬を抱いていました。

が、まさか国内人口が400万人だったという話は衝撃的でした。そして3カ国語教育の話も。(どれだけ自分が無知だったかという事だけれども・・・)

変な比較だけどそれって世田谷区+練馬区+大田区+江戸川区+足立区くらいの人口数。

シンガポールが520万人弱
フィンランドが540万人弱
イスラエルが770万人前後

台湾が2300万人前後
韓国が5000万人前後

レバノン規模の国の人がHBSなど世界中の教育機関でリーダーとして活躍するための育成を受け、実際に世界へインパクトを与えるような仕事に就く・・・全人口に占める「リーダーシップを発揮する人」の割合を考えたら結構凄い事なんじゃないかと思ったり。

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同じように人口では小さいけれども経済力が強いシンガポールやフィンランド。イノベーションに強いイスラエル。世界中に存在する人口が少なくても「強い」国。どれだけ私の知っている範囲が狭いのか、反省するきっかけとなった会話でした。


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ちなみに私には社会人1年目、上司に聞かれた「世界の携帯電話普及台数は?」→「世界の人口は?」→「日本の人口は?」の全てに答えられず、苦し紛れにひねり出した数字が「3兆人」だった、という恥ずかしすぎる上に誰も忘れてくれないエピソードが存在していたりします・・・

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経済大国、人口も世界10位という規模の国でmiddle class familyという恵まれた環境で育ってきたという自分の生い立ちが(両親には心から感謝していますが)今後自分の強みとなると共に
弱点になる可能性も感じます。

世界の色々なところの人と関わり合えるこの機会をできるだけ使いながらもっと色々なことを吸収したい、と思いました。

※ちなみにアメリカ人の多くは相対的に「他の国から学ぶ姿勢」に欠けている気がしています、他の留学生も同じことを言っています。