日本一時帰国(2013年8月)振り返り〜前半

■Back to NYC

7月31日から1ヶ月。日本への一時帰国という非日常があっという間に終わり、昨夜ニューヨーク到着しました。帰国前に帰国することを正式にアナウンスしていなかったので会えなかった方はごめんなさい。

ちなみに5月末に大学院を卒業後は学生ビザの延長版であるOPTビザの所有者として米国に滞在しています。このビザ、有効期限は1年なのですがその期間中「何もしないでよい期間」は90日未満に抑えるように、というルールがあります。インターンでもボランティアでもパートタイムでもいいのですが、OPTビザ期間中は週20時間以上は自分を動かし続けなければいけないというルールになっています。

つまり8月の一ヶ月米国を離れるということはこの貴重な猶予期間の貯金を減らすことになるのですが、今回は様々な事情と自分の希望もあり、1ヶ月の間この貯金を使って日本に一時帰国することを決めました。

以前「大学院卒業後にやっていること」で書きましたが卒業後に移動したニューヨークで6月と7月は契約スタッフとしてAcumenで働いていました。そのAcumenも私のワガママに合わせてくださり、6+7+9月という契約で、となったこともあり、8月一ヶ月はどっぷり日本で過ごそうと決めました。

■東京+αでの日々

その8月に帰国の目的:①休職扱い期間が終了することに合わせてグロービスの所属長と人事トップとのミーティング、②東大イノベーションサマープログラムの運営ボランティアのお手伝い、③グロービス社内向け留学報告会の実施、④人間ドック+眼科+歯科、⑤福島の祖父母訪問、八王子の祖父母お墓参り、⑥1歳を迎える実家の子猫と遊ぶこ、⑦チームラボでの超短期インターン+ボストンで出会った工藤さんにまた会う事(過去エントリー

加えて・なつかしの恩人+友人達との再会/相互近況確認、・留学中に人の紹介やご縁を通じて出会った方々とリアルにご挨拶をできるだけいれたい、そんな欲張りプランを想定しつつ帰国しました。

自分でも異常だと思うようなハードな一ヶ月となり、どう振り返りをしていいのかよく分からないのですが、思いついたテーマ毎にまとめてみました。(以下飛行機の中で書きました)

振り返り①『今、後悔してること』

①湯船にゆっくり浸かる機会が数回しかなかったことせっかく脱「シャワーOnly」の機会だったのに・・、②住んでいるところのジム(月3000円)に一度も行けなかったこと、③八王子のお墓参りに行けなかったこと仏壇がある祖父母の家には二回行けたけれど・・、④出発前日〜出発当日、あまりにもゆとりがなく家族全員に迷惑をかけまくったこと、⑤滞在中様々な予定に遅刻し続けていたこと、⑥会いたいなと思った人達全員には会えなかったこと(基本的に計画性のなさに起因していることばかり)

振り返り②「印象的+刺激的だった経験」(時系列)

①東大イノベーションサマープログラム:私はドキュメンテーション係としてお手伝い/「Day 1 クールジャパン」のTogetterまとめ「Day 2 企業訪問」のTogetterまとめ「Day 4 Egaku Workshop」のNaverまとめ「Day 8-9 ケースメソッドで学ぶ東北」のNaverまとめ、②グロービスMBA現役生+卒業生+αで教育に興味がある人10数名とのディスカッション、③軽井沢で実施した「大人の遠足/1泊旅行」「軽井沢クリエイティブリトリート」Naverまとめ、④チームラボでのインターン ※自分についての気付きがとても多く得られた場でした、⑤憧れの上田先生との再会+大西さんとのリアル出会い ※これがその次の二度のディナー(私は一度のみ参加)と一つのイベント(過去エントリー)へつながるというワクワクな展開へ、⑥いつもお世話になっている刺激的な北本さんとの再会、Legoの新たな可能性について聞く、⑦Asunova、グロービス、リクルート、ベネッセ、Whiteship、シグマクシスそしてQuipperの方々との意見交換の機会

振り返り③今回(人に聞かれた際に)伝えていたこと

(教育xIT編)
①ITは手段であり目的ではない、②教師・親のprofessional developmentが非常に重要、③オンラインとリアルのhybrid型モデル (MOOCも)の可能性、④instruction型とconstruction型の学びの体験の両立、⑤『教育』はビッグワード、誰に、どのような目的でどう提供するか、などの前提確認が議論を交せる前に大切、⑥正しい答えはない、でもケースバイケースでも何がその場合に「より良いもの」なのかを模索することは大切

振り返り④帰国中会った人との対話を通じて感じたこと

(教育編、ITに限らず)
①やはり↑⑤の前提合わせは重要▷「教育」の定義、目的、多様性に対する理解が人によって本当にバラバラなので、②情報をとりに行く人/行かない人、情報又は人を知っている人/知らない人、デジタルリテラシーの高い人/低い人・・・格差は一層開いていく、多分、③instruction型とconstruction型の両立を意識している人は少ない?、④日本でもeducation innovationバブル?興味を持っている人が多い?ほとんどの人は自己体験か自分が見聞きしたものをベースに培った「課題意識、目的意識」が発端。先生経験者という立場よりも、ご自身が学習者として、または親としての体験や価値観がベース担っている方々、⑤別に「ビジネス」にしなくてもいいと思う、という気持ちになることも、⑥「賢い戦略」「潤沢なリソース(お金、人)」と「ワクワクするストーリー」の3点セットの必要性を改めて感じることが多かった。良いサービスや商品を開発するだけだとやはりちょっと何かが足りない。特に教育分野はスケールまでのハードルが高いだろうな、と。

後半に続く)