今働いている組織、世界でおそらく70人強スタッフがいる組織なのですが、NYオフィスにいるのは確か30人弱。その中で私の英語力はおそらく一番低いので(英語を使って生活していた年数が違いすぎる)、時々たまに「あちゃー、恥ずかしい」みたいな状況に陥ります。
私の英語人生は3(小学校)+4(大学)+5(社会人で外資に居た時)+1(大学院)=合計13年。この期間に使わなかった単語は自分の英語力にまだまだ組み込まれていません。聞いて分からないこともあるし、発音を間違えることもあるし、そもそもそういうフレーズを思いつかないとか。
先日もカタールという国の発音を勘違いしていて、何度かチームメンバーに聞き返されながら、段々と自分の声を小さくしながら繰り返し、最後は綴りを一文字づつ再現したら「Ohhhhh Qatar!!!」と言われてしまった事もありました。そういうのは結構日常茶飯事になり、「恥ずかし!」と思うことは隠せないものの、段々と慣れるようになってきました。
でも、
今までの自分の13年英語人生で聞く事も使うことも無かったけれど、今の環境においてはしっかり理解しておかなくてはいけない英単語にたまに出会うことがあります。
最初聞いた時は何の単語かも分からず、手元のメモにカタカナで「ディソ・・・ダイアログが大事」と書いておく。(隣の人に見られてちょっと恥ずかしい時は日本語でメモする自分)
ミーティングが終わった後にコソリと同僚に「さっき言われていたディ・・ダイアログって何?」と聞いてようやく分かった「dissonant/dissonance」。日本語では不協和の/不調和な/不協和音といった意味で、consonanceの反対語らしい。要はCOO達は重要なトピックについて、相容れない意見が出て来たとしても真摯にディスカッションしよう、という主旨のメッセージを発していたらしい。
ふむり。
今まで一度も聞いた事無かった、その形容詞を「dialog」と組み合わせるなんて初めて聞いた。単語単体で見たことはあったような気がするけれども、「使える英語」としてさっぱり頭に入っていなかったという証拠。
あの朝会での雰囲気からすると、今後も社内で聞く機会が多そうな予感。しっかり覚えておこう・・そんなことを昨日思いました。
この単語も社内での頻出用語。
よくお世話になっているweblioの英和辞典を見ると、そこには
加えてアルクの辞典を見ると、
これだけ見ると、英単語数が貧弱な私の頭の中には「grow」とか「develop」が類義語かしら、と浮かんだわけですが、thesaurus.comにはこんなにありました。オレンジ色の濃い単語ほど意味が近いという表示のようです。
これらを見ていると単なる「成功」でもなく、単なる「成長」でもなく、「shine」とか「flourish」が含まれていることからしても、「キラキラ」した感じが伝わってきます。
「How to Thrive」(2014年3月27日)
文中何故かThriveに大文字のTが終始使われている、こちらの記事。つまりどう人生でキラキラと輝きながら成長していけるか、または「成功」を人生においておさめることができるようになるのか、そんな事をテーマにした記事になっています。
具体的に「人生における目的意識/意味はどう見つけられるのですか?」と良く人に聞かれるジャクリーンはこう言います。
メディアには「これが自分のやりたいこと、使命だ!」といったことを既に見出して行動している人達のストーリーで溢れていますが、そういう人達のほとんどもある日突然見つかったわけではないと思います。見えている景色を変えて、見て、聞いて、対話して、考えて・・・そして更に色々試行錯誤して・・・その結果「使命」と自分が捉えるものが「evolve(進化)」した場合が多いのではないかな、と。
記事にあるジャクリーンのメンターのJohn Gardnerのコメント部分は全文コピペしたいくらい素晴らしいメッセージに富んでいます。特に、
「人のThrive度合い」は「how brightly we let our sparkle shine」で測ることができるのではないか、とつぶやくジャクリーン。
これを機に「Thrive」の意味が前より少し分かったような気がしています。次はこの単語を自然に使えるようにならなければ、です。
そもそもジャクリーンって誰?という方のために。Acumenを2001年に創設した女性リーダー。彼女のTED Talk "Inspiring the life of immersion"はこちら。チャーミングで素敵なリーダーです。
(関連エントリ-)
インプットも英語力も足りない
私の英語人生は3(小学校)+4(大学)+5(社会人で外資に居た時)+1(大学院)=合計13年。この期間に使わなかった単語は自分の英語力にまだまだ組み込まれていません。聞いて分からないこともあるし、発音を間違えることもあるし、そもそもそういうフレーズを思いつかないとか。
先日もカタールという国の発音を勘違いしていて、何度かチームメンバーに聞き返されながら、段々と自分の声を小さくしながら繰り返し、最後は綴りを一文字づつ再現したら「Ohhhhh Qatar!!!」と言われてしまった事もありました。そういうのは結構日常茶飯事になり、「恥ずかし!」と思うことは隠せないものの、段々と慣れるようになってきました。
でも、
今までの自分の13年英語人生で聞く事も使うことも無かったけれど、今の環境においてはしっかり理解しておかなくてはいけない英単語にたまに出会うことがあります。
「dissonant dialog」
例えばdissonance。週次の朝の全体ミーティングの場でCOOやCIO(イノベーション)が繰り返していた単語。使われていた文脈は「dissonant dialogをしなければいけない」という感じで。最初聞いた時は何の単語かも分からず、手元のメモにカタカナで「ディソ・・・ダイアログが大事」と書いておく。(隣の人に見られてちょっと恥ずかしい時は日本語でメモする自分)
ミーティングが終わった後にコソリと同僚に「さっき言われていたディ・・ダイアログって何?」と聞いてようやく分かった「dissonant/dissonance」。日本語では不協和の/不調和な/不協和音といった意味で、consonanceの反対語らしい。要はCOO達は重要なトピックについて、相容れない意見が出て来たとしても真摯にディスカッションしよう、という主旨のメッセージを発していたらしい。
ふむり。
今まで一度も聞いた事無かった、その形容詞を「dialog」と組み合わせるなんて初めて聞いた。単語単体で見たことはあったような気がするけれども、「使える英語」としてさっぱり頭に入っていなかったという証拠。
あの朝会での雰囲気からすると、今後も社内で聞く機会が多そうな予感。しっかり覚えておこう・・そんなことを昨日思いました。
「thrive」
同じように、今までは使ったことが皆無だった単語で良く聞くようになったものに「thrive」があります。動詞のこの単語。なんとなく聞いたことがあり、活字で読む時もなんとなく文章の意図することを把握することは出来ていたので特に意識していなかったもの。この単語も社内での頻出用語。
よくお世話になっているweblioの英和辞典を見ると、そこには
1. 栄える、繁栄する、盛んになる、成功する
2. a 丈夫に育つ、成長する、生い茂る、生長する
2. b 生長する、大きくなるという定義が載っていました。
加えてアルクの辞典を見ると、
1. (人や動植物が)健康に育つ、力強くなる
2. (経済的に)富む、繁栄する
3.(努力して)目標を達成する、目標に向かって前進するとあります。
これだけ見ると、英単語数が貧弱な私の頭の中には「grow」とか「develop」が類義語かしら、と浮かんだわけですが、thesaurus.comにはこんなにありました。オレンジ色の濃い単語ほど意味が近いという表示のようです。
これらを見ていると単なる「成功」でもなく、単なる「成長」でもなく、「shine」とか「flourish」が含まれていることからしても、「キラキラ」した感じが伝わってきます。
thesaurus.com/browse/thrive |
「Thriveするには」
この単語を良く社内で聞く機会は今までもあったのですが、改めてきちんと知りたいと思った理由はジャクリーンの寄稿したハフィントンポストのこちらの記事を読んだから。「How to Thrive」(2014年3月27日)
文中何故かThriveに大文字のTが終始使われている、こちらの記事。つまりどう人生でキラキラと輝きながら成長していけるか、または「成功」を人生においておさめることができるようになるのか、そんな事をテーマにした記事になっています。
具体的に「人生における目的意識/意味はどう見つけられるのですか?」と良く人に聞かれるジャクリーンはこう言います。
"People often ask me how to find purpose and meaning in their lives. The truth is there are no clear directions. The answer lies instead in choosing to commit to something bigger than yourself and letting the work teach you. Purpose evolves. " - Jacqueline Novogratz
メディアには「これが自分のやりたいこと、使命だ!」といったことを既に見出して行動している人達のストーリーで溢れていますが、そういう人達のほとんどもある日突然見つかったわけではないと思います。見えている景色を変えて、見て、聞いて、対話して、考えて・・・そして更に色々試行錯誤して・・・その結果「使命」と自分が捉えるものが「evolve(進化)」した場合が多いのではないかな、と。
記事にあるジャクリーンのメンターのJohn Gardnerのコメント部分は全文コピペしたいくらい素晴らしいメッセージに富んでいます。特に、
"Meaning is something you build into your life. You build it out of your own past, out of your affections and loyalties, out of the experience of humankind as it is passed on to you, out of your own talent and understanding, out of the things you believe in, out of the things and people you love, out of the values for which you are willing to sacrifice something." - John Gardnerこの方は「自己革新ー成長しつづけるための考え方」の著者ですが、相変わらず英治出版は素晴らしい本を邦訳してくれているものです。素敵な本です。
「人のThrive度合い」は「how brightly we let our sparkle shine」で測ることができるのではないか、とつぶやくジャクリーン。
これを機に「Thrive」の意味が前より少し分かったような気がしています。次はこの単語を自然に使えるようにならなければ、です。
そもそもジャクリーンって誰?という方のために。Acumenを2001年に創設した女性リーダー。彼女のTED Talk "Inspiring the life of immersion"はこちら。チャーミングで素敵なリーダーです。
(関連エントリ-)
インプットも英語力も足りない