DTP (Digital Teaching Platform)

前回のブログで紹介したDTP(Digital Teaching Platform)の代表事例の
Time To Know。同社のプロモーション動画をクラスで紹介されたのでここにも紹介。

もちろん実際のクラスではこんなにおとなしく生徒が授業に参加することは
ないのだろうけれども、目指している学習環境のあり方が具体的に分かって面白い。
DTPが導入された教室において「先生」がどれだけ重要な役割を担うということが
改めて実感できる7分のビデオクリップ。



ちなみに今期履修しているクラスの教授Chris Dedeともう一人別の教授John Richardsの
共著はこちら。先日の授業にはRichards教授がゲストとして教室に来て、彼らのDTPに
対する考え方を共有してくれた。Richards教授は次の春学期に授業を持つらしい。

ちなみにRichard教授は教育向けのコンサルティング会社を経営。
Consulting Services for Education' (cs4ed)

彼が引用していた言葉で印象的だったこと。
物事を変えてインパクトを出すためには一つの変数を変えるだけじゃだめだという
メッセージに関連して。

「There is no ceteris paribus (他の事情が同じなら・・という仮定の話)
 in the world of media and technology. Every extension or
 acceleration effects new configurations in the over-all situation
 at once. ーMarshall McLuhan - Understanding Mediaより」

同様に学習環境の変容を目指すならばDTPの導入と同時に以下の要素全てに対する影響を
覚悟する必要がある、とのこと。

 - Teaching and Learning Platform
 - Assessment
 - Technical Support
 - Hardware and Connectivity
 - Professional Learning
 - Customizable Interactive Core Curriculum


21世紀型の教育に向けた特効薬というものはやはりどこにも存在しなさそうです。
関係者全員のunlearning+heavy liftingは不可欠な気がする今日このごろです。

ちなみにDTPという概念自体は15−20年前から存在していたものだといいます。