SENSEI NOTEというベンチャー

既に日本ではメディアにかなりカバーされていたみたいなので知っている人も多いかもしれないですが、教育系ベンチャーの会社でSENSEI NOTEという会社を最近知りました。

高校の同級生を通じてそのメンバーの一人をご紹介いただいたのですが個人的にアイディアがいいな、と思ったので紹介です。

なぜ今のタイミングでここで紹介かというと現在このベンチャーはReady Forというサイトで活動資金を集めているから。そしてその達成期限があと20日後に迫っているから。

(補足)
Ready ForはKickstarterのような「ソーシャル資金調達」を可能にするプラットフォーム。Ready Forのサイトを見てみると分かると思いますがとてもたくさんのアイディアが掲載されていて、それぞれに達成金額と終了までの残り日数が表示されています。

・仕組みとしては「このアイディアに資金を提供しよう」とユーザー(私達)が感じる→私達が提供しようと思っている金額を含めその意思をReadyFor上で伝える→期限まで待機・・達成金額に到達したら実際にその金額分だけクレジットカードから引き落とし達成金額に到達しなかった残念ながらプロジェクトは立ち上がらず、私達には何も請求がこない

・アメリカではKickstarterがかなり有名で、アイディアベースで個人やグループが初期段階の資金調達ルートとして結構活用しています。

で、SENSEI NOTEの話に戻ります。
これは「学校の先生」をターゲットにしているビジネスのアイディア。解決しようとしている課題は先生達のサポート体制づくり

アメリカでも先生という立場にいる方々を対象にいかに「学び続けるlearning community」にしていくかその過程をどうサポートするか、という課題が注目されています。

先生は忙しく、一人ぽっちにもなりやすく、かつ横とのノウハウの共有の仕組みなどが整備されていないことが多いのです。ましてや自分の属する学校以外の先生との交流の機会もそこまで多くない・・・・そこの解決を意識したプラットフォーム、アメリカの会社でもちょこちょこと出て来ています。大きいところではedmodo(先生同士のソーシャルネットワーク)や先生が他の先生にノウハウを共有し合うことで追加収入を得ることが得られる teacherspayteachersなどが有名です。

でも、学校の先生といった独特のローカル色が強い世界にいる人を対象にするサービスはおそらく外資参入では上手くいかないし、日本発のサービスではないとできないことが多いのでは、と感じていました。そんな中知る機会があった日本発のアイディアだったので「お!これは」と思ったわけです。

詳細はこちらのSlideshareをご覧ください。また、今までかなりの数のメディアに掲載されているようなので詳しいストーリーを知りたい方はそちらをご覧ください。

個人的には海外の先端教育のインプットを日本の先生達に届ける仕組みづくりという要素も気になっています。留学してみてこちらの授業で使われるほどんどの論文や読み物が2000年代以降のものであることをみて日本人として若干の危機感を感じていますので・・(一体これらのいくつが日本で教育に携わっている人 [現場レベルでも政策策定レベルでも]の手元に届いているのだろうか、ということに)

ということで私は一人で勝手にワクワクとしているわけですがもし少しでも「このアイディアに資金を提供しよう」と思われた方がいればこちらのReadyFor?でポチッと一緒にご支援を★

私はReadyForはもちろんKickstarterも今まで一度も使ったことはありませんでした。今回も目標金額に達成しないと資金提供したことにはならないのですが・・・達成するといいなぁ、と応援しています。


Senseinote(ReadyForのページより)