2014年の漢字一文字

私のfamilyは一年の始まりにその年の抱負を漢字一文字で表して共有し合う習慣があります。(昨年のエントリ-はこちら)とはいえ、抱負として挙げた漢字と実際の1年を振り返って感じる一文字はやはりちょっと違いました。

2013年は「力」じゃなくて「放」だった

私の2013年は「力」(体力、気力、胆力)だったのですが、振り返ってみるとあの1年は「放」だった気がします。開放、放出、放浪、笑。「放が付く熟語一覧」には放言(勝手気ままに言う)、放志(志にまかす)、放縦(ほしいままにする)、放心(心をはなつ)、放逐(追い払う)、放念(念いをはなつ)、放牧などがありました。どれも心当たりがなくもない。
と良く聞こえないこともない「放」ですが何事も表裏一体なのがこの世の中です。上記の熟語のネガティブ面をあえてピックアップしてみると「勝手気まま」「しまりがない」「いい加減でしまりがない」「うわついた心」「言いたい放題」・・・・・こちらも心当たりがなくもないという事実。そんな振り返りを踏まえた上で今年の漢字です。

2014年の漢字

2014年の父の漢字は「輪」
(「チームワークの輪、自分が大きく成長するための輪、弱い所を伸ばして円やかな円環にする輪」とのこと)
2014年の母の漢字は「進」
(「進化の進、意識を進化させる年をめざす」とのこと)
2014年の妹の漢字は「歩」
(「スタートして歩き始める年になればいいと思って」とのこと)
2014年の私の漢字は「律」


2013年の反動もあるのかもしれませんが、やっぱり毎日の積み重ねの大切さを年を重ねるごとに感じます。自分は自分のしてきたことの積み重ね以上にはなれないのだ、ということ。焦ってもしょうがないで、少しづつ変えれる(またはより良くできる)ところから一歩づつ。

最近思い出すことが多いのはマザーテレサの以下の言葉。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
                 - マザー・テレサ

昨年「こつこつと『力』を鍛えたい」といったことが達成できていないという事実は既に消せず、昨年目指していたものを実践するにはある程度の「律」が必要だと感じた次第です。(新年の抱負の一つの「体を定期的に鍛え続ける」を前倒しで一応12月30日から実戦し、すでに筋肉痛です)

「律」

この一文字は「規律/紀律(Discipline, order, rules)」や「自律(Autonomy)」「律儀(Honesty, integrity)」といったテーマを意識して決めた単語ですが、ちょっと調べてみると因果律(The law of causality)矛盾律(The law of contradition)二律背反(Antinoy)など興味深いテーマもあることが分かりました。1年後に振り返った2014年がどういう年になっているでしょうか。楽しみですね。(一方で雷同一律にはならないようにしたいものです)

また、別のエントリーで書こうと思いますが今読んでいるガードナーの(教育学のMIで有名なガードナー教授ではないです、ジョン・ガードナー。AcumenのCEOのジャクリーンの人生の師の一人であったりもします)「「自己革新」[新訳]――成長しつづけるための考え方」(英語のタイトル:Self-Renewal: The Individual and the Innovative Society)(英治出版2012年5月発行)はとても素晴らしい本です。元の著書は1995年発行。まだ読み終わっていないですが、今年の漢字はそこからのインスピレーションも大きい気がします。

とまあ相変わらず外部からのインプットに影響されやすく、様々な面において未熟な人間ですが、コツコツと2014年も焦らず自分らしく(でも自分の心地よいところに安住せず)日々過ごしていきたいと思います。

ということは大好きなカフェ訪問も
少し制限しないとです・・
(お金もかかるし、健康的でないから)

実家にいるこちらの王子の漢字一文字は何だろう