ドラえもんとアメリカ


POP!というおもちゃがある。フィギュアの一種でマンハッタン内の街頭のお土産屋さんとか、最大手の本屋であるBarnes&Noblesだとか、ゲームソフト販売大手のGamestopとかでよく見かけるもの。単価は10ドル前後くらい(希少なものはもっと高い金額がネットで付いている)

いろんな種類があって(販売・製造元のFunko社のサイト)、スーパーヒーロー・ヒロイン系から、アニメのキャラクター系、有名どころではディズニー系、セサミ系と幅広い。(著作権の関係なのか、アメリカでの認知度が高いキャラクターなのにPopに登場しないものも、もちろんある。ジブリとか)

POP Toyの一つ。モンスターズインクより。

日本のキャラクターは?

2015年にドラえもんのPOP!をプレゼントされて喜んでいた自分ですが、最近はドラえもんより断然「ぐでたま」の方が認知されているキャラクターであり、英語圏ファンが多い、と言うことに気づきました。

ぐでだまもPOP!がある

街中にもグッズが売ってるし、ツイッターアカウントもあるし、本もある。ぐでだま強し。

ドラえもん。。。ドラえもんはインドでは現地テレビでやっていたのに、アメリカでの存在感、薄し。なんでだろう。

極め付けは、先日街中で懐かしのケロケロケロッピのトレーナーを着てる人を見たときのこと。興奮しながら「あれはハローキティやぐでたまの会社の昔のキャラクターでね!」とアメリカ人の彼に話してたら「あぁ、ケロッピでしょ」とのこと。

ドラえもんやサザエさん(直近までトトロもアトムも知らなかった)は知らないのに、ケロッピやぐでたまは知っている。サンリオ強し。

ドラえもん、五番街にやってくる thanks to UNIQLO

そんな中最近、ユニクロx村上隆の波?に乗って、急遽ドラえもんがマンハッタンに「どん!」とやってきた。最近コラボ商品連発のユニクロさん。こちらで(インスタ映えするからか?)流行りの村上隆さんのデザインと一緒になったドラえもん(Tシャツとぬいぐるみと)。Tシャツのデザイン・サイズによっては結構あっという間に店頭・オンラインで購入できなくなったりで、五番街のUNIQLOには大きなドラえもんやどこでもドアのオブジェまで置かれてた。

下に敷いてあるのもドラえもんの道具が描いてあるTシャツ by ユニクロ

ユニクロはその前後に少年ジャンプのコラボとかもやったり、ベルサイユのバラのTシャツもやったり(!)、なかなか日本のカルチャー輸出エンジンとして、気になる存在になりつつある。

ドラえもんに戻ると・・YouTubeにエピソードが結構存在しているので、久々にみて見たくなったらオススメ。字幕もあるので英語ネイティブの友達とも観れるのが◎

マンハッタンでは毎年この時期にジブリ祭りがシアターで行われているのだけれど、ポケモン・ジブリ・ハローキティ以外にもクラシックJapaneseカルチャーはあるんだよー、と。

ドラミちゃんのPOP!が販売されるようになったら、ドラえもんが以前より浸透してきたと言えるのかもな、と思ったりする。

POP! もある、ドラえもん