霊芝キノコ - Reishi Mushroom

先日久々に訪問した皮膚科の先生に「霊芝キノコ(英語ではReishi Mushroomと説明されました)」のサプリを勧められ、飲み始めて今日でちょうど1週間。それまでは聞いたこともなかった、この「和漢の伝統的高級健康素材」(上薬研究所サイトより)のことをネットで日本語・英語で検索していたのだけれど、色々と世界が広がっていって面白い。

「免疫異常を伴う慢性の皮膚の炎症」と言われるアトピー性皮膚炎を30年以上抱えている自分が今まで霊芝キノコの存在を知らなかったのは勉強不足だったな、とも反省。だってそもそもアトピーの根本的治癒には「免疫を正常化させつつ、皮膚の炎症を抑えること」が必要なのに。

ストレス源を減らす、体を冷やさない、ちゃんと寝る、アルコールを控える、適度な運動をする、とかをアトピー対策として 日々の生活に取り入れていたものの、これらは「免疫を正常化させる」っていう道のりにおいては多分役不足。どうりで症状を繰り返す訳だ。

一方このキノコについて検索すると、アトピー性皮膚炎という具体的な症状への効果あれこれの前に、アレルギー全体、その根底にある免疫系の問題にどういった働きかけがあるか、という話が中心となった情報が溢れている。もちろんアレルギーのみならず抗ガン作用とか抗ウィルス、英語圏のYouTubeとかだとそれに加えて抗うつ効果、抗酸化効果、なども。

色々といいことを書いているニッチな健康食品・商品販売者のサイト&消費者の声は溢れているものの、科学的証明はそこまでまだ進んでいない模様。例えば抗ガン作用がこの研究では証明された、これでは確認できなかった、などと色々。にしても、英語圏でYouTubeにたくさんのビデオがアップされていたのはやや驚いた。北米では日本より入手が楽なのかも?

何日もネットで色々調べてみたけれどネガティブなことを書いているものは見つからず、唯一あったのは、好転反応があるかもしれないから摂取初期は要注意という話くらい(実際にサプリを飲み始めた3−5日はかなり症状が悪化した)。あとは私の皮膚科の先生は「お酒飲む?よく飲むならこれは効かないかもしれないから勧めないけれど」と言っていた。おそらく肝臓への影響の可能性が研究で指摘されているからだと思う(以下の記事にあるように、それも100%確実ではないようだけれど)

6 Benefits of Reishi Mushroom (Plus Side Effects and Dosage)

今までアトピーについて根本的な解決策を生物化学的な視点から考えたことはなかったので、今回の霊芝キノコとの出会いはいいきっかけになりそう。そもそもアトピーの仕組みを免疫という視点からきちんと理解していなかったし。(アトピーは過剰に反応した免疫機能が自分の肌を攻撃していることによってできる症状)


とりあえず、前回先生がお勧めしてくれた以下の二つのものと合わせ、しばらく継続的に霊芝キノコサプリを摂取してみようと思います。 
  • Probiotics(善玉菌や善玉菌を含む食品や商品のことで、体内に良い菌を取り入れてそのバランスを整えることで健康を保つことが目的のもの) 
      • 乳酸菌・納豆菌・酪酸菌などはすべて善玉菌の一種。
      • ヨーグルト、チーズ、乳酸飲料、漬物や味噌・キムチ、納豆、醤油などに含まれている
      • 薬で摂る場合は用法容量を守ることが大切、食事で摂る場合も他の栄養素とのバランスが重要
      • 長い間腸内で生きていられるわけではないので、腸内細菌のバランスを維持するには(食生活・ストレス・加齢で悪玉菌が増えているのでそれを善玉菌で相殺する必要がある)毎日の摂取が重要
      • 反対は抗生物質(Antibiotics)で、こちらは体内の悪い菌を殺す薬。アメリカでは抗生物質がバンバン処方される傾向があり、そのことに対する批判も強いためか、Probioticsというラベルのついたサプリはスーパー・ドラッグストアで簡単に購入することができる)
      • Omega 3(魚油に含まれているDHAやEPA、エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称で、栄養学では健康のために意識して摂るべき必須脂肪酸として位置付けられている)

        • 体内で作ることができない
        • 血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制など幅広い効果が期待されている
        • いわし、さばなどの青魚に多く含まれている。その他にくるみ、亜麻仁油、エゴマ油、緑黄色野菜に含まれる


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