ふわふわ - VISAに翻弄されながら

さて、「社員として働きはじめて」からあっという間に一ヶ月ほど。

目下の自分の興味はHビザが降りるのか降りないのかの点。
以前、二度に分けてビザ関連のブログを書きましたが:
F1ビザ、OPT、そしてその後はどうなる?
以前より大変になった?H1Bビザ

あっという間にH1Bビザ申請者にとって重要な4月1日が過ぎ去りました。弁護士の皆様、ご苦労様です。私の会社がお願いしている弁護士さんも4月1日(火曜)に届くように申請書を送ってくれた後、「Wait and see」状態となり、一週間が経ちました。

8万5千に対して17万25百の応募

米国の景気回復を背景に、今年も政府が設定している「H1Bビザ許可数 8万5千」を大幅に上回る応募があったため、あっという間に受け付け終了となりました。

その発表があったのが7日、今週月曜日。受け付け開始が1日だったので実質たった5日で受け付け終了。去年と同様です。一方で去年はその時点で公表された応募者数が124,000だったので今年の172,500はほぼ4割増。

Great、苦笑

案の定Twitterには「だから上限を引き上げないと!」というコメントだったり「Immigration Reformを!」というつぶやきもチラホラ。そういう反応を想定してか?同じ日に「今後H1Bビザ取得者の配偶者にも米国内就労許可を」という議論が始まっているといった発表もありました。私には全く関係ないことですが・・

今後アメリカ政府はどうするのかな

冗談抜きで、ビザの為の偽装結婚が普通に起きるアメリカ。自分自身の運命の不確定さを他所にちょっとこの状況を楽しんでいる自分もいたりして。今回の172,500という数字が史上最高なのかどうかは知らないですが、こういうCapを大幅に上回るニーズが殺到するという近年の状況を目の前に、オバマ政権はImmigration Reformどうするのかなーとか。

今は8万5千の内訳で2万が「High skilled worker枠」と言われていて「アメリカの教育機関の」「修士号以上を取得している人」を指すのですが、最近のSTEM系スキル保有者への優遇ブームを見ていると、high skilled worker特にエンジニアや科学系の人達を対象にした施策に対するプレッシャーも高まるかもしれないな、とか。

今後私はどうなるのかな

さて、私は今回政府が実施した抽選で選ばれなかったら(いつ分かるかは不明、今月?)6月10日以降はアメリカで働くことができなくなります。その後出国までは最大60日の猶予が与えられますが。一応Acumenとの契約上、アメリカにいなくても働き続けられるような仕組みになっているので、アメリカを一旦離れ、東京からでも働こうかなーと暢気に構えていますが。

一方めでたく抽選で選ばれたら書類選考に進めるので9月末まで「H1Bの応募中の人」として、国外に出ることが禁止され。書類に不備がなく、無事にビザがおりればハッピー、NGが出たらその場合は数日以内に国外に出ないといけません。

さてさてどうなることか。思った以上に早く東京にいる家族/友達に会えることになるのか、笑。

こういう自分のコントロール外で人生の流れを誰かが決めてくれる環境って滅多にないから実はちょっと面白い。

仕事が比較的安定していると分かっているので実はあまりどこに住もうか(どこにいてもどちらにせよ一時的だと思っていることもあり)気にしていないのかも(最近はこちらのコースの作成に集中しています。ゼロからイチは最初結構辛いのだけれども形が見え始めるととっても楽しい)

今の自分が気にしていることはむしろ明日中に2013年の税金を納めるということと(4月15日締切)、5月1日からどこに住もうかな、ということ。




ま、秋の自分の誕生日くらいには住まいやビザがもう少し安定しているといいのだけれどね。