FORTUNE's Most Powerful Womenが発表されたそのときに

ちょっと遠い世界の話

いつからか、The Broadsheetという無料メルマガを購読している。
購読者層はおそらく、世界中のビジネスウーマン。
Fortune誌のサービスの一つ。

自分が好きなのは、世界で活躍している女性リーダーの様々な側面を浮き彫りにした内容を継続的に発信してくれること。もちろん日々のニュースもたまに面白いネタが含まれていて、他では見つけることのできないものもあったりする。

毎回読んでいるわけではないけれど、この間エントリ-に書いたスーザンラインの記載があったときなどはしっかり読ませていただいた。(参考:スーザン・ラインという素敵な女性リーダー

で、そのFortune誌が今年の「Most Powerful Women」ランキングを発表したのが本日18日。大企業の役員レベルでの女性登用が遅れている日本はもちろん誰も載っていないだろう、と思って記事を眺めていたら(注:別にランキングに載らなければいけないと言っているわけでなく)、地域別のランキングでも「Most of our power players in the Asia-Pacific region work in India or China. 」という記載を発見する。人口の絶対数からしても、そうなることは特に驚きはないけれども。日本人の名前がないというだけで少し興味を失ってしまう、視野の狭い自分。

また、グローバル全体のランキングの傾向として「Only 6% of the women on the list are under 45, and Yahoo CEO Marissa Mayer is the youngest at 39.」という年齢別傾向であったらしく、自分にしては更に遠い存在で「ふーん」というかんじ。(Forbesが30 under 30 Social Entrepreneurstとして30歳未満の社会起業家30人を取り上げたときはじっくり中身をみたものだったのに)

同じ週に起きていたもっと身近なもの

そんな「日本人ではない」「自分と同世代でもない」女性リーダーの話がそうやって記事になった、まさに、今週。

私にとっては、このNYという地で、複数の、「日本人の」「自分と同世代の」女性リーダー達と関わることができた、とても貴重な一週間(まだ一日残っているけれど)となったのでした。

一人はネパール発の化粧品の会社に関わっている社会起業家の向田麻衣さん。ネパールの女性達の尊厳と自身を化粧を通して取り戻す活動、Coffret Projectを2009年から始めていて、今は現地の女性達への雇用提供を兼ね、Lalitpurという会社の社長をされている、同い年。たくさんネット上に存在する彼女の記事/動画からひとつ共有「瞬間のアート:TEDxKeioSFC」。ニューヨークではまだ手に入らないけれど、著書「美しい瞬間を生きる」を読むのも楽しみ。今後はNY仲間として。

もう一人はたまたま、NYに訪問中だった、AcumenのGlobal FellowのClass of 2011の藤田周子(ちかこ)さん。Acumenのインドにある投資先Dial 1298という救急車サービスの会社に当時は派遣されていて、その後、アフガニスタン▷インドという流れで日本国外で働かれてて。(参考:東京財団さんのページにあるFellow中の記事プロフィール)ジャクリーンがよく彼女の名前を連呼していたから、どういう人なのだろう、と以前から思っていて。またすぐ遠い都市に離れてしまうけれど、今回ゆっくり話せたから何かが今後は始まるような気がして楽しみ。

そして、最後は、友人からオンラインで紹介され、スカイプやメッセージなどでやりとりが始まっていた関係の外務省から派遣されている在ガーナの原ゆかりさん。今夜は彼女が力を入れている(業務とは別で)「MY DREAM PROJECT」の報告会/講演会があったので。対面で初めて会える機会&自分の会社にも関係しているガーナという国での出来事の詳細を勉強ってことで行って来た。やっぱり、ビザの都合上米国出国可能になったら(来月から)ナイジェリア(ラゴス)・ガーナ(アクラ)・ウガンダ(カンパラ)・タンザニア・ケニア(ナイロビ)に行きたい。

それにしても、今週、水曜・木曜・金曜と1x1で話す機会があったって、結構凄い偶然の重なりでないだろうか。

もちろん、今まで二週間弱オフィスを共にして、ゆっくり話す機会を得ることができた小早川鈴加さん(AcumenのGlobal FellowのClass of 2014、プロフィール東京財団記事)や、チャットでいつもつながっていて、かつ来週もNYに来る用事があるという(嬉)田代絢子さん(AcumenのGlobal FellowのClass of 2013、プロフィール東京財団記事)もいて。

私は彼女達が経験を重ねている、この、開発といった世界に足を踏み入れたタイミングがきっと10年くらいは遅いけれど、遅くても、彼女達にこうやって出会うことのできる環境に今いれて本当によかったな、と。

みんなそれぞれの場所で、それぞれがやるべきことを頑張っている。
答えのない、近道もない道のりを、たまに一人で歩かなきゃいけない時もある。

そんなとき、心の支えになれるような間柄の・・自分にゆとりが出来たときは支える側になり、自分が辛いときには支えてもらう側になることのできる間柄の・・人達に囲まれながら彼女達は一歩一歩進んでいる。

私の中ではそんな彼女達こそがmost powerful women....building the world based on dignity togetherだと思っている。

短期間に、ここまでの色々な「日本人の」「自分と同世代の」女性リーダー達を間近に感じることなんて、滅多になくて。FORTUNEの記事と同じ週に重なったことに、なんか不思議な運命こそちょっぴり感じたり。



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