毎年この時期H1Bビザをもらおうとしている人達にとってドキドキの時間。私の同僚で去年の私とほぼ同じ状態(国籍は違うけれど)の子がいて、彼女に共有した内容をここにも記載します。具体的にいつごろまでに何をした、どういう連絡が来たかの話です。
米国で、会社スポンサー付のビザ(H1Bビザ)に応募するときの話。留学生でOPTが終わりそうな人達向け。
上限の85,000人に到達するまでにかかった日数(営業日)ちなみに彼らのの「FY」は10月1日からはじまる1年です。
私の場合の流れ(FY2015年枠、2014年4月1日申し込み)
2014年2月25日:担当弁護士から初メール
2月28日:スカイプで会話、必要書類(後述)リストを弁護士からもらう
3月1日〜24日:メールや電話で必要書類を全てそろえるためのやりとり
3月31日:弁護士がFedex Overnight Deliveryで申込書送付
4月半ば:郵送でForm I-797C, Notice of Action (Receipt Notice) 受領。
そこにあH1Bの申し込み費用の$2,325 USD受領とある
会社または弁護士事務所から払ったのかと思われる
(自分は何もしていない)
4月21日:弁護士からメールでH1Bの抽選に受かったと連絡あり
自分の学校にコンタクトして新しいI-20をもらう必要あり
(速報:H1Bビザ抽選の結果 )
4月28日:弁護士へ、自分から新しいI-20のコピーをメールで送付
5月半ば:郵送でForm I-797A, Notice of Action (Aproval Notice) 受領。
そこにはH1Bは10/1/2014から9/12/2017有効だと記載有り
注:これ自体はビザではない。ただ後に日本で米国大使館行く時に
必要になる
5月29日:弁護士との契約終了
メールで彼らが送付したI-129 Petition for anonimmigrant Workerをもらう
確かこれも日本で米国大使館行く時に必要になる
6月8日:もともとOPTは2013年の6/9からこの日までだったので
Employment Authorization Cardはこの日に失効
10月1日:H1Bステータスに切り替え、米国外への出国が可能に
こうやってまとめてみるとサラッとしたプロセスに見えますが、渦中では、何がどうなるかまったく予想もつかず人によってはH1Bの審査の結果が11月(!)まで来ない時もあるとか。正式には9月末迄には結果報告となっています。私の場合は比較的早い段階に結果が出て良かったです(心理的に)。不透明な時は家の長期契約も出来ませんので。
(H1Bになったら考えること)H1Bビザ取得後に初めて米国外に出る時は
(H1Bって何?という段階の時は)F1ビザ、OPT、そしてその後はどうなる?
(税金のことが少しH1B申請時にも出てきます)アメリカにいる時の税金の話
(2019年8月時点の最新情報)OPT、H1B(初回と更新)、そしてその後はどうなる?
米国で、会社スポンサー付のビザ(H1Bビザ)に応募するときの話。留学生でOPTが終わりそうな人達向け。
H1B関連の流れ
以前エントリ-にも書きましたが近年状況が少し変わって来ています。4月1日に受け付けを開始するH1B応募プロセス。毎年85000人という上限に申込数が到達したら受け付けを〆切るのですが、この上限に到達するまでにかかった日数が過去2年はたったの営業日5日でした。ちなみに、そこには6,800件チリとシンガポールの国籍者に優先的に割り当てられる枠が含まれています。上限の85,000人に到達するまでにかかった日数(営業日)ちなみに彼らのの「FY」は10月1日からはじまる1年です。
- FY2011年:301日(翌年の1月末)
- FY2012年:236日(同じ年の11月末)
- FY2013年:68-72日(同じ年の6月半ば)
- FY2014年:5日(〆切時点での受付数約125,500、1.48倍)
- FY2015年:5日(〆切時点での受付数約172,500、2倍)
(過去のエントリ-:以前より大変になった?H1Bビザ)
私の場合の流れ(FY2015年枠、2014年4月1日申し込み)
2014年2月25日:担当弁護士から初メール
2月28日:スカイプで会話、必要書類(後述)リストを弁護士からもらう
3月1日〜24日:メールや電話で必要書類を全てそろえるためのやりとり
3月31日:弁護士がFedex Overnight Deliveryで申込書送付
4月半ば:郵送でForm I-797C, Notice of Action (Receipt Notice) 受領。
そこにあH1Bの申し込み費用の$2,325 USD受領とある
会社または弁護士事務所から払ったのかと思われる
(自分は何もしていない)
4月21日:弁護士からメールでH1Bの抽選に受かったと連絡あり
自分の学校にコンタクトして新しいI-20をもらう必要あり
(速報:H1Bビザ抽選の結果 )
4月28日:弁護士へ、自分から新しいI-20のコピーをメールで送付
5月14日:弁護士からメールでH1Bのビザが下りたと連絡あり
5月半ば:郵送でForm I-797A, Notice of Action (Aproval Notice
そこにはH1Bは10/1/2014から9/12/2017有効だと記載有り
注:これ自体はビザではない。ただ後に日本で米国大使館行く時に
必要になる
5月29日:弁護士との契約終了
メールで彼らが送付したI-129 Petition for a
確かこれも日本で米国大使館行く時に必要になる
6月8日:もともとOPTは2013年の6/9からこの日までだったので
Employment Authorization Cardはこの日に失効
10月1日:H1Bステータスに切り替え、米国外への出国が可能に
こうやってまとめてみるとサラッとしたプロセスに見えますが、渦中では、何がどうなるかまったく予想もつかず人によってはH1Bの審査の結果が11月(!)まで来ない時もあるとか。正式には9月末迄には結果報告となっています。私の場合は比較的早い段階に結果が出て良かったです(心理的に)。不透明な時は家の長期契約も出来ませんので。
弁護士(代理に申請してくれる人)に求められるもの
上記の通り、3月は必要資料の準備でやりとりが続くのですが(Scanされたものが判読不能と言われて戻されたり、など)そのときに必要とされたものを以下にまとめました。個人差があるかもしれないので、正確な情報は専門家に意見を聞いてみてください。以下の資料は全てPDFかJPEGファイルとしてやりとりをしました。Box.comなどのクラウドサービスを使い、相手がダウンロードしたらクラウドから削除する、といったことをしていました。
- 現在のパスポートの全てのページのコピー。米国への入国の際のスタンプやビザの箇所が明確に判読できるようにコピー
- (該当する場合)今まで付与された全ての米国のビザ、写真、有効期限が記載されたページ(過去のパスポートを含む)★私の場合は10年ほど前に学部生でF1ビザを保有していた時期があったので、実家の家族に頼んで古いパスポートのページのコピーをメールで送付してもらいました
- 全ての大学の卒業証書や成績証明書など★私の場合は大学/大学院に成績証明書の送付をたのみました
- I-20の全てのページ
- I-94(ハードコピーまたはオンラインで取得したもの)
- Employment Authorization Cardsの表裏コピー
- OPT期間中の雇用者との間に交わした契約書のコピー★私の場合は二つの組織がありました
- OPT期間中に受け取った報酬を証明する資料のコピー
- 税金関連書類(W-2や1099sなど)のコピー
- Social Security Cardのコピー
- (該当する場合)米国運転免許書の表裏コピー
- OPT期間中に米国外で過ごした日数、正確な日にち
- OPT期間中に働いていなかった日数、正確な日にち
意外と12、13が面倒。また、3などは学校によって手続き方法、所要日数やコストが違うので要注意。そして、繰り返しますが、人によって上記必要書類リストの内容は違うかもしれないので、個別に確認されることをおススメします。
今年は何か変わるの?
最近オバマ政権が「immigration reform」関連で忙しそうです。それもあって、H1Bに関しても色々な推測が飛び交っているようですが(例えば上限を65Kから110Kにするとか[上院において180Kまで段階的に引き上げる法案は通過していますが、そこで止まっています]、または修士以降の学位保有者の上限を20Kから40K増やすとか[下院司法委員会でこの案が通過していまsが、そこで止まっています]、H1Bの申請費用をあげる、等)どれもまだconfirmされていない情報です(2015年3月1日現在)巷では今年(FY2016分)も過去2年のように抽選があるのでは、という話のようです。
私が昨年参考にしていた情報ソースはこちら
・US Citizenship and Immigration Services Twitter: @USCIS
Good luck!!
(H1Bになったら考えること)H1Bビザ取得後に初めて米国外に出る時は
(H1Bって何?という段階の時は)F1ビザ、OPT、そしてその後はどうなる?
(税金のことが少しH1B申請時にも出てきます)アメリカにいる時の税金の話
(2019年8月時点の最新情報)OPT、H1B(初回と更新)、そしてその後はどうなる?