鍼と漢方とアトピーinニューヨーク

数ヶ月前「アトピー対策にシステム思考を応用すると」に書いたように、今年は体調の変化や自分の免疫システムのあり方にじっくり向き合うことの多い一年です。そんな中、半分必要にせまられ、そして半分縁があって、人生初の鍼に行きました。ニューヨークのマンハッタンで二つの医院を体験。これから免疫力をしっかり強化できるまで少し通ってみようと思ってます。

興味がある人がいればと思い以下にまとめてみます。

Dr. ChenのNatural Acupuncture & Wellness P.C.

  • ご縁:私が以前東京で中国語を習っていた時の先生(中国人)の親戚の方のご紹介
  • 最初の訪問:2018年8月
  • 最初の目的:症状・体調にあった漢方を処方してもらうため
  • 住所:161 Madison Av., Suite 2N, New York, NY 10016(ビルの2階)
  • 電話番号(予約は電話から):212-564-3324
  • マンハッタンのみならずLong IslandのGreat Neckにもあるらしい
  • Website
  • 専門分野:ここにあるように様々な症状に対応しているようですが、Dr. Chenの専門は①痛み、②喘息・腹部に関する問題・咳、③不妊治療関連、④湿疹、ニキビ、脱毛、とのこと
  • 何人もスタッフの方がいて、一人日本人の方も!(色々と丁寧に説明してくださるし具合が悪い時に日本語が話せる相手がいるとかなり心強い)
  • 流れ:受付→先生と1x1で診察→(鍼)→漢方処方→お会計
  • 何度か漢方処方のみの訪問もしました、鍼は勧められますが。
  • 金額:診察 $80、鍼一回$85、漢方(粉末状1週間分)$70、ハーブ入りクリーム$70
漢方と鍼がセットだったとはここに電話してお世話になるまでは全然知りませんでした。15種類くらいの薬草が調合されている漢方はかなり味が濃いですが、朝・夜二回飲むように言われます。本当は液体のものの方が強力のようですが費用のことを考えてとりあえず8月の二回、9月末、11月上旬に行った時は粉末状のものをもらいました。鍼は初回の時と、11月上旬の二度体験しました。

LZ & Manhattan Acupuncture
左がDr. Chen、右がDr. Zhengのチラシ


Dr.  ZhengのLZ & Manhattan Acupuncture, P.C.

  • ご縁:ニューヨークでの友達(日本人女性、湿疹持ち)のオススメ
    NYジャピオンの2018年1月の記事「健康のための心と体のメンテナンス〜アトピー性皮膚炎の鍼・漢方治療(後編)」の切り抜きと体験談をシェアしてくれたのがきっかけ、(前半)はこちら 
    NYジャピオンの2018年1月の記事 http://www.ejapion.com/health/maintenance/57040
  • 最初の訪問:2018年11月
  • 最初の目的:鍼・感方の専門医としてのセカンドオピニオンを得るため
  • 住所:14 East 34th Street, 5th Floor 
  • 電話番号(予約は電話から):212-689-1773
  • Website
  • 専門分野:ここにあるように様々な症状に対応しているようですが、Dr. Zhengの専門は①痛み、と②皮膚の異常、とのこと
  • 私が行った時はスタッフは誰もいなく、Dr. Chenのオフィスよりももっともっと小規模で質素なセッティング。ただDr. Chenよりも英語が流暢で直接たくさん英語でコミュニケーションができたのが◎
  • 流れ:先生と1x1で診察→(鍼)→漢方・塗り薬処方→お会計
  • 現金か小切手のみなのでそこが要注意
  • 金額:診察+鍼+漢方(粒状4日分)+ハーブ入りクリーム顔用と身体用全て合わせて$100
Chen先生ともお知り合いのようで、アプローチも基本的には脈診・舌診をしてから体質判定・鍼治療というのは同じでした。
初回診察時に、問診、脈診、舌診を行い、それらの結果と皮膚の状態を総合的に考慮して体質を判定します。例えば、健康な舌は、本来はピンク色で、舌表面に付着した苔状の舌苔(ぜったい)は明るい白色をしています。しかし、舌全体が赤かったり、舌苔が濃い黄色だったりすると、体内に余分な熱がこもっていると考えられます。 
同時に、舌診と脈診によって体の陰陽のバランスを判定します。東洋医学では、万物は全て陰陽に分類され、陰陽のバランスが整っている状態を健康ととらえます。陰陽バランスが乱れると、内臓の機能が低下し、代謝やホルモンバランスの乱れが引き起こされる結果、体にさまざまな症状が現れます。例えば体質が「ヒート(体内に熱がこもっている)」の場合、主に胃と肺の機能低下が関係している可能性があります。
同じアトピー性皮膚炎でも、患者の体質や陰陽バランスによって治療法は異なります。個々の患者に適した方法で乱れたバランスを整えることにより、そもそもの原因である体質を改善するわけです。- 前述のジャピオンの記事より、先生の説明
(食べ物アレルギーと疲労の足し算で)アトピー症状が急悪化してから数日後にDr. Chen、そしてそこから1週間後にDr. Zhengに行ったので、もしかするとDr. Chenの治療のおかげもあるのかと思うのですが、Dr. Zhengに行った当日の夜からはかゆみや皮膚トラブルは一気に減り、だんだんと体調がよくなってきました。記事にあるように、回復途中で中途半端でやめるのは根治のために良くないと思うので来週も行く予定です。

今年は皮膚科・アレルギー科で原因追求、そしてサプリ摂取(ProbioticとBiotin)、環境整備(布団乾燥機・加湿器・布団掃除機)、そして鍼・漢方で体質改善と、試行錯誤をいっぱいした一年でしたが、その分学びも多く、良かったなと思っています。

関連エントリー
霊芝キノコ - Reishi Mushroom