コーチとしての「フィロソフィー」

今日、ワークショップでコーチとしての自分のフィロソフィーというものに向き合った。コーチとしての自分が世界、人間、コーチングについてどういう捉え方をしているかの言語化作業。

ペアワークで1人20分。

事前に準備されていたいくつかの問いを使って相手の捉え方を引き出して、その後役割をスイッチする、という時間。あっという間に40分が過ぎて行ったのが印象的だった。

それぞれがコーチングをなんらかの形で実践しているメンバーで、相手の想いに耳を傾けたり、受け取ったものの承認をしたり、場の空気に漂っているものを有意義な形で言語化することに慣れている・長けている人ばかり。そんな人たちが集まったzoom独特の暖かさが印象的なグループセッションだった(半分くらいは初対面メンバー)。

そこで今日、自分の中から出てきたものを、忘れないようにここに記録しておこうと思う。いつかコーチとしてもっと経験を積んだ時に振り返ることができるように。


あなたにとって、人間とはどのような存在ですか?

エネルギー体。ダイナミックなエネルギーを皆もっている。それを解き放つことや受け取ることができるし、何もしない状態もある。osmosis(浸透)の環境下にいる=外部環境(context)のインパクトが無視できないもの。

あなたにとっての人間の存在意義はどのようなものですか?

誰も知らなかった、それまでは存在しなかった「エネルギーのかけあわせの結晶」の顕在化、見える化のきっかけ。その結晶がなんらかの形で別の人間・社会に意識的に・無意識的にインパクトを生み出している。

あなたは、この世界をどのような性質のものとして捉えていますか?

見る人によって定義される、同じ人間でも常に見え方は変化する、sensemakingの対象物

あなたにとって、コミュニケーションとはどのような要素から成り立つものですか?

自分という器(自分というエネルギー個体の状態)+意思 intention (why/what)+相手の受け取り方

あなたのコーチングの提供価値は?

クライアントの心をより暖かく、柔らかく。ガラス吹き。コーチングの結果、クライアントの中で暖色系の色(エネルギー)が増えている

Photo by Gavin Biesheuvel on Unsplash

CTIで学んだ時に教えてもらったCTI流のフィロソフィー。それとは別に、コーチ1人それぞれに「コーチとしてのフィロソフィー」というものがあるのだな、ということが印象に残った夜だった。

おそらくこの「フィロソフィー」というものは、それぞれ個人の性格はもちろん、それぞれの社会人経験や、人との関わり方のパターンや癖、コーチング経験を重ねる中で研ぎ澄まされていく直感など、色々なものが影響を及ぼして醸成されていくもの。

だからこそ、自分は1年後、3年後に再び振り返ってみたい。