優れものツールcanvaからのモンスターイラストです |
私にとってコーチングとは、ティーチングやメンタリングやコンサルティングといった様々なコミュニケーション・価値提供のあり方の一つです。なのですが、うまく実践するためには、他のコミュニケーションに比べると特に自分のあり方や他者に対する姿勢というものが問われるもの、と感じています。(もちろんファシリテーションを含む他のアプローチを実践する際も、自分の心身の状態やあり方の影響は無視できませんが)
そんなコーチングを学んで実践する中で、少し邪魔になっていたそれまでの自分の経験が培ってきた強み。今まで持っていたものと、新しく取り入れていくもの。それらをどう、一緒に自分の中で持ち合わせていくか。
そういう自己体験をきっかけにして書いた内容です。
タイトルにもいれている「アドバイス・モンスター」の話は私の好きなMichael Bungay Stanierが2021年に出しているAdvice Trapという本の内容をもとにしています。記事は少し長くなってしまっているのですが、まだ日本語になっていないMichaelの本の内容に触れているので、良かったらぜひ。
記事には書ききれなかったのですが、彼の本では、アドバイス・モンスターの存在を認識した上で、我々は衝動的にアドバイスをするのではなくて以下の二つをすべき、と書かれています。
"stay curious longer" (相手のことを知りたいというスタンスで居続ける)
"master your coaching habit"(コーチング的スキル・関わり方のプロになれ)
ここの"coaching habit" は彼の有名な一冊目のタイトルです。
アドバイス・モンスターのことが書かれている本の中には、以下のパワフルな7つの問いを使いながらコーチング的関わりを極めることをお勧めされています。
- What's on your mind?
- And what else?
- What's the real challenge here for you? (focus question)
- What do you want? (foundation question)
- If you are saying yes to this, what must you say no to? (strategy = courageous choice)
- How can I help? What do you want from me?
- What was most useful/valuable here for you? (learning question)
- 今どういうことを考え・感じているか教えてください?
- 他にありますか?
- あなたにとって真の課題は何ですか?
- あなたは何を望んでいますか?
- これを手に入れる・実現するために手放さなくてはいけないものはなんですか?
- 何か私にできることはありますか?
- この場で最も役に立ったこと/価値のあることは何でしたか?
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