人間関係への水やり

以前からちょこちょこ読ませていただいている「世界級ライフスタイルの作り方」というブログ。この間の「『絶え間ない幸せの泉』と『自分の周り』」というエントリーが面白かったのでそこからのヒントを元にこの記事を書いてみようかと。

彼女のエントリーには、とある本に書かれていた「Relationship」と「Groupness」という概念を元に、様々な人間関係を整理するための2x2のマトリックスが紹介されています。それを以下に再現してみました(一部追記)

「世界級ライフスタイルの作り方」の「『絶え間ない幸せの泉』と『自分の周り』」より再現(一部追記)


ニューヨークに住んで4年、東京を離れてから5年経つ2017年の現時点での自分にとっての①~④は以下のような感じ:
  • ①:LINE上で日々つながっている家族、付き合っているパートナー、同僚の中でもかなり親しい数人の仲間、NYに住んでいる親友、定期的にSkypeなどでキャッチアップをしている親友たち、ほぼ毎日Textで近況報告し合う仲間
  • ②:Acumenという職場を通して出会った仲間たち、「クリエイティブラウンジ」というオンラインの仲間、「お花畑の仲間たち」というオンラインの仲間、「元ゴールドマンin NYの女性」仲間、最近招待されて参加してみた「NYにおけるJapanese Women's Network」という仲間
  • ③:①ほど頻繁に近況報告し合う関係ではないけれど様々な人生のひとときを共にした友人たち。今は日本の様々な場所や他の場所に住んでいる人たち
  • ④:中高時代の部活仲間から、大学留学時代の友達、証券会社・コンサル時代の友達、大学院留学時代の友達、東京のエコ会時代の仲間、など
これをやって思ったこと二つ

一つは、このマトリックス内での移動が起きることがあるのだな、ということ
  • ③の多くの人は④から移動している人が多いし、④の人が一部②に入っていたり、③の人がたまに①になったりしているのが面白い(例えば上記の①にいれたNYにいる親友は、証券会社時代の別の部署の後輩で、2007年に出会ったときは今のような関係性になるとは夢にも思っていなかった)
  • そう考えると、人と人とのつながりも「軌道」のようなものなのかもな、と思わされたり(参照:Oribits: A New Framework for People-Powered Orgs - 私の文脈の場合OrganizationじゃなくてTomokoという個人が中心になっている場合の考え方だけれども)
もう一つは、テクノロジーが「人間関係への水やり」に果たす役割が大きいな、ということ
  • 「世界級の~」の方が「遠い場所にいる親や友人との関係を『絶え間ない幸せの泉』にするためには、努力して水をやり続けなければならない」と書かれていたことに心から共感するのだけれど、実は自分の①や②にニューヨークに住んでいない人もかなり含まれていることをみると、テクノロジーってすごいな、と
  • 2001年に初めて渡米したときに国際電話カードを購入して実家に電話をしていた人間からするとSkype, Appear.in, FaceTime, LINE, Facebook Messenger, WhatsAppがすべて無料で使えるという今の時代は本当に便利。子育てで忙しい、東京・テキサスに住んでいるママ友二人と3人でSkype動画チャットとかができる。毎月決まった時間に1時間サンフランシスコ、または東京にいる友達と近況報告ができる。「人間関係への水やり」も多様化
先日書いた「酸素マスク理論」も基本的にベースにあるのは人間関係。水やり、大事。年末年始は日本に一時帰国するのですが、今回は親・親戚との水やり優先で、都内には6日間しかいないので、おそらく多くの方々との水やりは引き続きテクノロジー活用で・・となりそうです。

過去のエントリーで色々懐かしいものも発見。