2013年の振り返り(出来事編)

Facebookの自分新聞のポストが盛んな時期になりました。日本と年末年始の勝手が異なるこの国ではあまりゆっくり節目の時を迎えられなさそうな気がしている今日このごろです。

30日も31日もやらないといけないことがまだあり、唯一の公式な祝日である元旦も夜の9時半にインド(は2日の朝8時)とテレカンです・・。さすがに31日のnew years party時の夜18時からの15時間くらいは全く仕事のことを忘れるつもりなので、その前にいろいろ終わらせなきゃとソワソワした感じの2013年の最後の数日。

と、こんな感じでしっかりと振り返り用のまとまった時間が取れなさそうなので、細切れにブログで整理中。前回は書籍編でした。読書は2014年もっと時間配分を増やそうと思ってることですが、やはり自分は実際に体験したり、人と直接関わり合って感じたりするものから学ぶことのほうが覚えている人間なので、今回はそっち系の振り返りです。

2013年のハイライト

「大学院二年目」が始まった2013年

2012年は大学院願書提出で1年が始まり、留学決定、渡米までのたくさんの思い出作り、そして留学生自分中心の話が多かった1年でした(「2012年ありがとう!」)、2013年は色々なプロジェクトの一部に参加させてもらったことや、新しいことに足を踏み入れたことにより見えて来た鮮やかな新しい世界達が印象的でした。

大学院を卒業した後、1年間与えられるOPT枠をめいっぱい活用してアメリカに残ろうという決断をしました。そのときに、その1年は自分にとっての大学院の二年目的な位置づけとして、収入やsustainabilityは深く考えない1年の過ごし方をしよう、、と決めました。そうなってからの2013年6月からの半年、大方その希望とおりになったのではないかな、と中間時点の現時点では感じています。

もちろん記憶にあまり残らない程度の辛かったことや悲しかったこともあったのかもしれませんが、幸い自分に都合が悪い思い出は忘れやすい自分なので、年末の振り返りは大体がポジティブに偏る傾向があります。今年も比較的平和で健康な一年を過ごせて感謝の気持ちでいっぱいです。

今年の前半はまだ大学院生でした。

一月
振り返りの初っ端ですが、年初に入院生活をずっと続けていた母方の祖母が母の誕生日当日に永眠しました。母方の祖父、祖母の二人は両親の次に自分に大きな影響を及ぼした育て親。校長、教頭と共に教職についていた二人の孫である自分が今教育に関わる人生を歩んでいることに不思議な縁すら感じますが、今年1年祖父母に対する感謝の気持ちや自分の今後の生き方について考える機会が多かったのは年初のこの出来事がきっかけだったと感じています。

おばあちゃん、ありがとう。

関連エントリ-:子供の頃の体験と今


二月
香港、東京、ボストンメンバーで、大急ぎ突貫工事的ではありましたがハーバードのDean's Cultural Entrepreneurship ChallengeというコンペにIOCAチームとして応募してみました。IOCAはWhiteship社のEgaku Workshopコンテンツを主に子ども向けに提供しているNPO。結果にはつなげることができなかったチャレンジでしたが、一致団結して、パッションを共有することで火事場の馬鹿力って出るもんだ、ということを体感できました。

 IOCA EGAKU

関連エントリ-:新しく何かを創るということ

グロービスの法人部門内でEgakuをプッシュした時もそうですが、やはり自分が心底信じてるものの価値を人に共有したいと思う時、自然とパワーが想像以上に出るようです。

ハバタクという教育系の自分の大好きな&尊敬する会社のメンバーに出会ったのもこのころ。

関連エントリー:日本の若者ボストンに来たる!
また、オンラインで友達に紹介されビックリするくらい相性の合う友人に巡り会ったのもこの時。オンラインで会話をするうちに運命をビビビと感じ、初対面の時に10時間強も話し続けられる相手はかなり稀。この彼との再会は8月に続きます。

関連エントリー:留学中に出会った同世代のパワフルな発信力(更新)


四月
ボストンテロがありました。あれって今年?と思うくらい昔に感じます。
「留学中に体験したボストンテロ」つぶやきまとめ
関連エントリ-:ボストンでテロ

またボストンでチームラボ社Tokyo New Cinemaのメンバーに会ったのもこのころです。

関連エントリ-:Tokyo New Cinemaとの出会い
関連エントリ-:チームラボ (teamLab) という会社に出会いました


五月
HGSE卒業間近。
授業は全て充実したものでしたが、実は印象に残ってるのは毎年世界各地で開催されてるScratch DayのMITでのお手伝いでした。たまたま訪ねてくれたグロービス時代お世話になってた上司もご案内。

2013年は47カ国187都市で開催されたScratch Day

ScratchEd のインターンもしていたし、その活動の中で学校訪問や先生ヒアリングもしていましたが、この日に見聞きしたことはまた別の次元の発見・刺激となりました。世界中にいるこのツールのファンである子供たちを目の前で直接見ることができました。様々な年齢層の子ども達が夢中にプログラミングをし、自分の作品を自慢げに紹介し他者と交流している姿なかなか強烈でした。

そして、卒業。この日を迎えることは自分の両親なしではできませんでした。その両親が超多忙の中渡米してくれたことに本当に感謝しています。

Class of 2013 TIE/HGSE


六月
たった二ヶ月前には「卒業後どこに住むのか仕事もあるのかわからない」状態でしたが・・・、日本にいた時から関わらせてもらってたAcumenとうNPOが今年から無料オンラインコースプロジェクトを始めたという話。何でも聞いてみるものです。短期お手伝い(サマーインターン的な)という理想的な機会を三週間契約という約束でいただけました。ということでバタバタと卒業後にニューヨークへ。

関連エントリ-:大学院卒業後の1ヶ月間やっていた(いる)こと










実はプライベート面で遠距離続きだった彼と初の同じ都市に住むという進展も。そもそも同じタイムゾーンになってから「なんと近く感じるんだ、すごい」と10ヶ月ほど喜んでいたのですが、やはり同じ都市に住んでいるのは更に色々いいことがあるな、と感じました。

七月
親友の結婚式のためにハワイに大学時代の仲間の多くが集合したのもこの年でした。金銭的/時間的なこともあり迷ったこともあったのですが、やはり参加して良かったと心から思いました。人生初ハワイ、人生初brides maid。かけがえのない大学時代の友達は人生の宝物です。何歳になっても飛び跳ね、笑い転げ、自分らしくいられる仲間。香港、東京、ニセコ、ニューヨークに散らばっているメンバー。前回の同窓会はなぜか大阪でした、今回はハワイ。次はどこかな。

今年の後半はあっという間でした。

八月
もともとAcumen契約は延長を重ねつつも七月までという約束。誘惑に逆らえない私はTISPのボランティアと超短期チームラボインターンのために八月に一時帰国。

休職中のグロービスにお邪魔して留学経験報告をしたり、年初にあった仲間と類友を束ねた「クリエイティブラウンジ」メンバーで軽井沢でリトリートしたり。とても密度の濃い一ヶ月でした。
「Day 1 クールジャパン」のTogetterまとめ
「Day 2 企業訪問」のTogetterまとめ
「Day 4 Egaku Workshop」のNaverまとめ
「Day 8-9 ケースメソッドで学ぶ東北」のNaverまとめ
「軽井沢クリエイティブリトリート」Naverまとめ

また、この短い日本滞在中にQuipperの方々に会うご縁もあり、グロービスに遊びに行っていた時は想像もしていなかったグロービス退職、Quipper入社のシナリオが急浮上。

関連エントリ-:日本一時帰国(2013年8月)振り返り〜前半
関連エントリ-:日本一時帰国(2013年8月)振り返り〜後半


九月
Quipper社からオファーをもらってからもグロービスとの関係どうしようかな、と迷っている間の一ヶ月Acumenの契約延長が決まりました。Acumenの結構demandingな業務に追われながらも一旦グロービスを卒業しQuipperに参加することを決めました。

教育学大学院への留学はグロービスでの時間がなければ考えることはなかったと思っています。そんな自分の人生に大きな影響を与えた、またたくさんの素敵な人との出会いをくれた(グロービスを去った後でもくれ続けている)組織から一旦卒業したのもこの月です。また、この月に31歳になりました。

関連エントリ-:Quipperに転職しました


十月
Quipper社の仕事開始とともに18年?振りに渡英。ニューヨークとは違ったエレガントさに溢れる都市ロンドンを満喫する間はほとんどないまま滞在中の二週間、新しい環境に慣れるべく頑張りました。ニューヨークに残っているAcumenの仕事もスキマ時間&夜にやりながら。この月のことはあんまり記憶ありません。そうそう、たしか最後の方に1週間出張で日本にも行っていました。その間に8月の「クリエイティブラウンジ」との束の間の1時間弱の再会をして、メンバーの皆の活躍の圧倒されたり。親友の愛娘に会うことができたり。


十一月

この月のハイライトはAcumenが毎年投資家やアドバイザー向けに行っているInvestor Gatheringという一大イベント、その前後にあった毎年1000人以上の応募者から選ばれた10人のフェローの前期生の卒業生&今期生のwelcome ceremony。また2012年に自分が参加者としてボストンからニューヨークに行って参加したチャプターリーダーリトリート。その2013年のリトリートの設計実施に関わったことも自分にとっては大変貴重な体験となりました。その後はこの月は引き続き仕事仕事、笑。

関連エントリ-:AcumenというNPOと私、募集ポジションなど
関連エントリ-:Acumenとアンバサダー・マーケティング

learning curveのぼりはじめの時は自分で嫌になるくらい効率も悪いし、自分が思っているような内容のアウトプットがなかなか出ない。学生時に宿題に向き合わなくてはいけないときのモヤモヤと似ているようでちょっと違う心理ストレスを抱えながらとりあえず前に進むしかない、そんなことの積み重ねでした。

こっちでは年末年始よりもしっかり休みをとるムードになるThanksgivingではカリフォルニアのIrvineにゆっくりと行きました(そこでもちょこちょこ仕事)。


十二月
今年は比較的体調不良の時期が短い1年でしたが、九月(ハードな日本での一ヶ月の後の二週間)の次にきたのが十二月の前半の二週間でした。考えられるうちの全ての風邪の症状が自分を攻撃し、近年稀にみる風邪のこじらせっぷりの二週間。在宅勤務しながらの休養だったので回復が長引いたのもあるかもしれません。お陰ですっかり休みぐせがついてしまいました。・・・・気付いたら今月も残り5日。

2013年は大学院卒業があったのでダイナミックな1年になることはある程度想定していましたが、Acumen、Quipper、Globis退職と年初には想定していなかったことばかり起きました。2014年はOPTの期限が5月末で来ることに加え、4月末で今借りている賃貸契約も切れる(そういえば2013年は引越しを6月、9月、10月と3回もしたんだった)ので、色々と動きがありそうな気がしています。

関連エントリ-:F1ビザ、OPT、そしてその後はどうなる?
関連エントリ-:NYCに来た日本人が幸せを感じる理由
関連エントリ-:「ニューヨークで家探し」という洗礼




こんな私をいつも暖かく見守ってくれる皆様、私に笑顔と希望と勇気をくれる皆様、ほんとありがとう。

好き勝手している私を遠くからいつも気遣ってくれる大好きな家族の皆、いつもありがとう。