立て続けに書籍系のインプット(記事)があったので、例のごとく「将来の自分用のブログ」に記録しておこうと思ってエントリ-にまとめようと思います。
自分は自分で恥ずかしいと思うくらいノンフィクションの書籍を完読することが苦手な人間です。原因は単純に集中力がない、まとめた時間を取る意志力が弱いという二つなのですが。(逆にフィクションだと一度始めると他のことがまったく手につかなくなる)今年も完読した本が数えるくらいしかないという、教育に関わる人間として、一人の社会人として残念な1年を過ごしてしまいました。
昨年の今頃「冬休み前に注目日本語書籍のまとめ買い♩」というエントリ-で8冊購入していましたが、冬休みどころか2013年の中頃までかけてそのうちの4冊を読んだという、ダメ人間です。
昨年の上記のリストにあった「世界の経営学者はいま何を考えているのか」、面白かったです。勢いで読んだ後に書いたブログは自分ですら読み返したくなくなるような長いエントリ-になっていました。(関連エントリ-:「世界の経営学者はいま何を考えているのか」を読んで(教育学部卒業生としての感想))
そしてこれもブログに書きましたが「ストレングスリーダーシップ」も◎。そもそも診断テストを受けるために、本のカバーに載っているバーコードが欲しくて購入した本ですが、実は中にあった背景理論などが面白かったです。(関連エントリ:ストレングスリーダーシップ~自分の伸ばすべき強み)
もう一つ自分の中での大ヒットは「レイヤー化する世界」これを読んだらやはり読みかけの「銃・病原菌・鉄」(Jared Diamond)だったり、彼の新著「昨日までの世界ー文明の源流と人類の未来」をしっかり読みたい、と思わされます。自分の知っている今の世の中の、自分が育って来た世界の常識と言われるものが世界の数千年の歴史においてどれだけ最近出来上がったものなのか、これからの「日本人」って?「Civic Education」ってどうなるの?など色々と考えさせられました。
先月は駒崎さんもツイートでつぶやいていらっしゃいました。
あとは出口会長の「『任せ方』の教科書 『プレーイング・マネージャー』になってはいけない」と「桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか」は石倉先生がブログで紹介されていて気になっています
まずはThe Economist誌の「Book of the year」記事。ジャンルは相変わらず多岐に渡り(Politics and current affairs、Biography and memoir、History、Economics and business、Science and technology、Culture, society and travel、Fiction)タイトルだけ見てても色々勉強になります。中国ものが気のせいか少し多い?。また最近痛感するのですが、Acumenの人達との日常会話についていくためにはやっぱりFictionとか作家/ジャーナリスト/評論家とかちゃんとアンテナ張っていないといけない・・・。今後もう少し洋書フィクションにも手を出して行こうと思ってます。(そこで渡辺さんの上記の洋書ベスト500が活躍することになりそうです)
「The Smartest Kids in the World: And How They Got That Way. By Amanda Ripley」
続いてNew York Times誌。これは「The Top 75 New York Times Best-Selling Education Books of 2013」というもの。上に記載したPaul Toughの「How Children Succeed」も#4に。Economist誌が選んだ「The Smartest Kids in the World」も#10に。
やはり日本語版でも有名になった「Thinking, Fast and Slow, by Daniel Kahneman」は読むべきなのかも、と思わされます。#2。邦訳は2012年に出た「ファスト&スロー:あなたの意志はどのように決まるか?」(上巻)(下巻)
そして「The Last Lecture, by Randy Pausch」も気になる。
これらを全部もって南の島でのんびりしたい。(12月20日記)
★12月23日追記
Acumenの朝会で共有されていたこちらもちょっと気になる。ジャーナリストのNina MunkがあのJeffrey Sachsを数年追い続けたレポをまとめたもの。「 The Idealist: Jeffrey Sachs and the Quest to End Poverty」
★12月26日追記
最近自分の周りで取り上げている人が増えていたこちらの本。「アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方」。自分の働き方が過去半年で激変している(一時的?今後も続く? i have no idea)こともあり、この本で書かれているという1:6:3の法則が気になります。
自分は自分で恥ずかしいと思うくらいノンフィクションの書籍を完読することが苦手な人間です。原因は単純に集中力がない、まとめた時間を取る意志力が弱いという二つなのですが。(逆にフィクションだと一度始めると他のことがまったく手につかなくなる)今年も完読した本が数えるくらいしかないという、教育に関わる人間として、一人の社会人として残念な1年を過ごしてしまいました。
昨年の今頃「冬休み前に注目日本語書籍のまとめ買い♩」というエントリ-で8冊購入していましたが、冬休みどころか2013年の中頃までかけてそのうちの4冊を読んだという、ダメ人間です。
今回は、そんなダメ人間ではありますが、
・2013年に読んで良かった!と思ったオススメのもの
・今の段階で注目してて買おう/読もうと思っているもの
・最近得た外部ソースの「2013年注目書籍リスト」
を書こうと思います。
フィクションは省略しています(2014年はもっと小説を読むことを目標にするつもり)
そしてこれもブログに書きましたが「ストレングスリーダーシップ」も◎。そもそも診断テストを受けるために、本のカバーに載っているバーコードが欲しくて購入した本ですが、実は中にあった背景理論などが面白かったです。(関連エントリ:ストレングスリーダーシップ~自分の伸ばすべき強み)
もう一つ自分の中での大ヒットは「レイヤー化する世界」これを読んだらやはり読みかけの「銃・病原菌・鉄」(Jared Diamond)だったり、彼の新著「昨日までの世界ー文明の源流と人類の未来」をしっかり読みたい、と思わされます。自分の知っている今の世の中の、自分が育って来た世界の常識と言われるものが世界の数千年の歴史においてどれだけ最近出来上がったものなのか、これからの「日本人」って?「Civic Education」ってどうなるの?など色々と考えさせられました。
そして知り合いの方に頂いた「希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン」もお気に入りでした。Amazonのレビューに書かれていた方もたくさんいましたが、この本の付録にあった「ソーシャル・イシュー・ヒントマップ」、デジタル版がオンラインでPDFとして配信されていなか、又は英訳されていないか、と探してしまうくらい印象的なコンテンツです。毎年WEFが発行しているGlobal Risk Reportという中にある世界に存在するリスクをざっくりとまとめたRisk Mapがそれまでは好きだったのですが、このマップはそれ以上のツボです。
色々と勢いのあるいつも元気な税所くんの「『最高の授業』を世界の果てまで届けよう」も一気に読みました。(関連エントリ-:「『最高の授業』を世界の果てまで届けよう」を読んで)
ジャンルは違いますがこの分野の人には授業で読まされたこちらがオススメ。「The Visual Display of Quantitative Information」Edward Tufte。7月頃Ryokoさんがブログに書いていました。
あとは、2013年中に購入して、読み始めていて「結構良い!」と思いながらも全部読めていなかったりするもの。「ジャンル別洋書ベスト500」「自己革新 - SELF RENEWAL - 成長しつづけるための考え方」「The Cult of LEGO」「Japanese Education in an Era of Globalization: Culture, Politics, and Equity」
特にジョン・ガードナーはAcumenのCEOであるジャクリーンが師として仰いでいた方だったりもして、書籍を留学前に購入する前から名前は何度か聞いていました。ガードナー教授がどのくらいジャクリーンに影響を与えたかというストーリーが垣間見えるスタンフォードビジネススクールの記事(こちら)からの抜粋で印象的なもの。
"Why do some people stop growing at age 30, just going from work to the couch
and television, when others stay vibrant, curious, almost childlike, into their eighties and nineties?"
John believed humans thrive in relationship to each other and that communities in which each individual feels a sense of belonging and of accountability are key to our individual and societal success.
"You should focus on being more interested than interesting"次に飛行機のお供に持って行く場合は寝ないで完読したいものです・・・。
これからのTo Readリスト
去年のことがあるので、こんなリストを書いても読めるのかは分からないのですが、今年も「今読みたい」リストをまとめます。
200冊ほどの関連書籍を読み込んだ上で書いたとされている「ひらめきとイノベーションの授業」(Kindle番を購入したのだけれどもまだ読み始めていない)
友人が書評を書いていたり、私もIDEOについて一時期色々ブログに書いていたことがあったこちらの洋書「Creative Confidence: Unleashing the Creative Potential Within Us All」
あとはこの間ブログに書き始めていたキーガン教授の「なぜ人と組織は変われないのか
――ハーバード流 自己変革の理論と実践 」(関連エントリ-:Lectica社の発達測定ツールと大人の発達心理)(関連エントリ-:自分で色々と決めて来た系の人がぶつかる壁)この間Ritsuさんもブログに書いていてタイミングの重なり具合にびっくりしました。先月は駒崎さんもツイートでつぶやいていらっしゃいました。
「なぜ人と組織は変われないのか―ハーバード流 自己変革の理論と実践」R・キーガン:キーガンの名著の待望の翻訳。業界関係なく、全てのリーダーは本書を読むべき。小手先でなく、奥底にある心理的免疫システムを覗きこみ、真の敵に気付け。 http://t.co/0SfdkeitDZ
— 駒崎弘樹:Hiroki Komazaki (@Hiroki_Komazaki) November 24, 2013
キーガン教授はHarvardX(MOOCのプラットフォームEdXを使ってハーバード大学が無料コースを載せているという意味)を通じて来年の1月20日からこれに関する無料コースを展開してくれるらしい。コース名は「Unlocking the Immunity to Change: A New Approach to Personal Improvement」今迄MOOCを完走したことが一度もない私だけれども(過去に書いたMitch ResnickのLearning Creative Learningさえも途中断念、恥)今度は学生中じゃないし、出来るかも?!と期待しています。さて有言実行なるか・・
邦訳が最近英治出版から発行された「成功する子 失敗する子」はこちらで有名な「How Children Succeed: Grit, Curiosity, and the Hidden Power of Character」。ジャーナリストの人が書いたもの。ぜひ読みたい。ということで英治出版が募集していた読者モニターに応募してみました。抽選に外れたとしても帰国の際に買う予定の一冊です(関連エントリ-:今の時代の子たちが学んでいること、「Character」「Grit」が重要になっている時代)
いつ購入したのかも記憶にないくらい前に買い、かつオンラインにあった無料ビデオなどでオットーシャーマーの話は既に何度か聞いているのですが、やはり本で吸収したい、と思うので「U理論――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術」も2014年はちゃんと読み込みたいです。
あとはクリステンセン教授の「How will you measure your life?」(邦訳「イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネス・スクールを巣立つ君たちへ」)。色々なところでエッセンスを既に読んだり聞いたりしているのだけれどいつかのんびり読みたい。(ちなみに彼の「イノベーションのDNA」は好きだったけれど「教育x破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する」は部分部分に色々思うところあり)
古巣HGSE関連の話だと、Howard Garderの共著「The App Generation」
あとは出口会長の「『任せ方』の教科書 『プレーイング・マネージャー』になってはいけない」と「桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか」は石倉先生がブログで紹介されていて気になっています
外部ソースの「2013年注目書籍リスト」
さて、最後がこちら。ソースはThe Economist誌による年間振り返り特集と、New York Times誌による特集。まずはThe Economist誌の「Book of the year」記事。ジャンルは相変わらず多岐に渡り(Politics and current affairs、Biography and memoir、History、Economics and business、Science and technology、Culture, society and travel、Fiction)タイトルだけ見てても色々勉強になります。中国ものが気のせいか少し多い?。また最近痛感するのですが、Acumenの人達との日常会話についていくためにはやっぱりFictionとか作家/ジャーナリスト/評論家とかちゃんとアンテナ張っていないといけない・・・。今後もう少し洋書フィクションにも手を出して行こうと思ってます。(そこで渡辺さんの上記の洋書ベスト500が活躍することになりそうです)
で、自分の個人的な興味分野で敢えてピックアップするとリストにあったので興味があるのは「When the Money Runs Out: The End of Western Affluence. By Stephen King」
あとは日本でも話題になっているらしい「Lean In: Women, Work and the Will to Lead. By Sheryl Sandberg with Nell Scovell」の3つでしょうか。
続いてNew York Times誌。これは「The Top 75 New York Times Best-Selling Education Books of 2013」というもの。上に記載したPaul Toughの「How Children Succeed」も#4に。Economist誌が選んだ「The Smartest Kids in the World」も#10に。
やはり日本語版でも有名になった「Thinking, Fast and Slow, by Daniel Kahneman」は読むべきなのかも、と思わされます。#2。邦訳は2012年に出た「ファスト&スロー:あなたの意志はどのように決まるか?」(上巻)(下巻)
最後に、今年の夏チームラボ社でちょこっとインターンしていたときに改めて読み直してみたこれ、やはり傑作ということで今年の振り返りに入れておきます。「はじめてであうすうがくの絵本セット」(安野光雅)
これと「三国志」と「ブッダ」と「世界の歴史・日本の歴史」と「ベルサイユのばら」で育った私。将来自分の子どもの横にこの本だけは将来置いておきたい、笑(私の妹がこの本に対して興味を持たなかったように自分の子どもが私と同じように気に入るかは不明ですが)。
これと「三国志」と「ブッダ」と「世界の歴史・日本の歴史」と「ベルサイユのばら」で育った私。将来自分の子どもの横にこの本だけは将来置いておきたい、笑(私の妹がこの本に対して興味を持たなかったように自分の子どもが私と同じように気に入るかは不明ですが)。
これらを全部もって南の島でのんびりしたい。(12月20日記)
★12月23日追記
★12月26日追記
最近自分の周りで取り上げている人が増えていたこちらの本。「アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方」。自分の働き方が過去半年で激変している(一時的?今後も続く? i have no idea)こともあり、この本で書かれているという1:6:3の法則が気になります。
★1月9日追記
TED Talkの常連でもあり、昨年のASTDのキーノートスピーカーでもあったSir Ken Robinsonのこちらの本の存在を今日教えてもらいました。彼のTEDトークも必見。2006年、2010年、2013年のもの全て必見です。
TED Talkの常連でもあり、昨年のASTDのキーノートスピーカーでもあったSir Ken Robinsonのこちらの本の存在を今日教えてもらいました。彼のTEDトークも必見。2006年、2010年、2013年のもの全て必見です。