学校で教えてくれない情報収集の仕方

たいした話ではないのですが、私の周りで実行している人(実行していなくても、その方法の存在を知っている人)とそもそも知らない人と両方いるなーと感じることがあったので、まとめてみようと思いました。

3つ。
・RSS Reader (私が使っているのはFeedly
・Twitter
・そしてEvernote。

まだまだ周りで使っていない人多いなーと感じます。(私以上にバリバリ使っている人もたくさんいるので、「学校で皆に一斉に教えてくれれば・・」と思ったりもします)

以前も似たようなことを書いたのですが「知って」使うか使わないかの判断をする人と、「知る」以前の人って見えている行動が同じようで全然違う。今後もっとこういう溝は広がって行くんだろうな、と思いつつ。。。

RSS Reader

まずは、RSS Reader。これ、使っている人と使っていない人に分かれますが、私は好きです。この便利さを知ってからはウェブブラウザーのBookmark機能は一切触れなくなりました。(あとはEvernoteを活用するようになったのもありますが)

確か留学直後にGoogle Reader(これもRSS Readerの一種)が終了する、という話を聞いて「がーん!」と思っていたのですが(当時は代替サービスを何にすべくか慌て、いくつかの後継者候補を同時に試したり)最終的にFeedlyに落ち着きました。

もちろんPCで開いて見る時もありますし、スマホで見ている時もあります。
使い方についてはGoogleで「Feedlly」「使い方」とでもやればたくさん出てきます。

自分は仕事上、世界各地のチャプターがどういう発信をしているか気になるので、最近は全チャプターのブログを「+Acumen」というカテゴリーで受信していたり、
「Organize」画面で見れる

自分の「いいな」と思った人のブログをザクザク追加する「People」カテゴリーがあったり(最近リストを更新できていないのですが、私のブログ、PCで見ていただくと右側に「my blog list」というタブがあって、そこにいくつか登録されているのが見れます)

基本個人ブログだけれどもそうでないのも混ざっている


大学院生の時はかなり読んでいた「Education」カテゴリー(最近は流し読みする日があったり、なかったり)

発想力強化?新しいもの好きな人間として色々ランダムなものをつめている「Design」カテゴリー(最近はあまり見てないなー)

良質なモノから雑多なワイドショー的な?ものまでピンキリの「News」カテゴリー(別途Economistのみは作っていたり、一部のニュース系は自分が見る頻度の高い「People」と二重に入れています)

自分の興味の強弱のシフトと共に新規カテゴリーも発達していきます。最近よく開くのは「Social Enterprise」のフォルダー。
フォルダー別に開いてみることも多いですが、全部読む事なんてもちろんないので、タイトルを流し読みし、「あーこんなのあったなー」だったり「あ、これは会社用メール/個人用メールに転送しよう」だったり「後で読む」マークをつけたり。また、ぼんやりと「Home」のページを流し読みしながらカテゴリーにこだわらずSerendipityを楽しむ時もあります。(ちなみに自分は全く駆使できていないけれど、それぞれの記事にはこんな様々な機能があります↓自分も早くEvernoteとの連動はしたい)



あと、どういう仕組みになっているのか分からないのですが、以下のように「人気度」もFeedlyは計算してくれています。それを見るだけでも、どの記事が世間で良く読まれているのかの体温チェックになります。例えば、以下の「Hey, Big Thinker」の記事は3Kつまり3000という数字があります。他の記事に比べてダントツ。

何の記事かというと、最近超話題になりつつある(NYTにもEconomist誌にもとりあげられたばかり)「Capital in the Twenty-First Century」というThomas Pikettyによる書籍についてです。私の社内でも少し話題になりました。まだ読んだことなく、長くて難しそうですが概要だけでも理解したいものの一つ。

もちろん全部読める訳でもないですし、Feedlyを開いていない時間に流れていたニュースとは
ご縁がなかったということで、という考え方をしています


最近色々進化を続けている「Gunosy」のメールも受け取っていますし、携帯には「NewsPick」もインストールしているのですが、やはり自分は自分が過去2年ほどで積み重ねていったRSS Readerが一番好きです。

いいな、と思ったページにいったらこのマークを探してしまう自分がいます(マークがなくてもFeedlyに登録できるものもありますが)

RSSアイコン

Twitter

で、いくつかの情報源はRSS対応していなかったり、または面白いブログをたまに書かれる方でもそんなに頻繁に更新されない方達がいます。そんな時はTwitter。

例えば佐々木俊尚さん(@sasakitoshinao)とかはTwitterがアクティブ。そういう方は「通知オン」にして(といっても全部見れる訳ではないけれど)そういう形での情報とのserendipityを楽しむ感じにしています。

あと、自分が好きなのはTwitterの検索機能。

Feedlyで見た話でも、その他なんでも、どういうことが話題になっているかな?を検索するのにTwitterは結構便利。もちろんマレーシア航空機の話やボストンテロの時など情報が錯綜するような非常事態の時は気をつけなくてはいけないのだけれど、結構参考になります。私は以前「ハーバード 教育学 大学院」で日本人の人、合格していないかなー、を検索したり、つい先日のH1ビザの時は「H1B Lottery Cap」とかで検索し、最新情報を得ていました。つぶやくのも楽しいTwitterだけれども、検索機能、相当便利。

他にもリスト機能をフル活用できるTweetDeckとかHootSuiteを使った予約ツイート(特にマーケティングなどに便利)など色々ありますが、自分は最近はシンプルなTwitterとその検索機能を重宝しています。

ちなみに、ハッシュタグもイベント実施の時などはイイと思います。その後NaverまとめTogetterStorifyでアーカイブを作るのがとても楽になります。すると以下のような形で「体験」「その場」をシェアするのが楽です。ブログで文章+写真で伝えたり、YouTubeのビデオで伝えたり、Flickrで写真アルバムという形で伝えることに加えて、新しいレイヤーのStorytellingが可能になると感じます。(ちなみにこれらは情報発信には使いますが収集にはあまり使いません)

去年楽しかったこと②:2013 +Acumen Chapter Retreat in NYC
去年楽しかったこと③:クリエイティブ リトリートin軽井沢(2013年夏)

Evernote

そして最後はEvernote。ファンを育て上げる「お手本」として昨年日経ビジネスに記事にもなった同社の製品ですが、私も愛用しています。仕事中、PCの画面でちょこっとメモしたり、移動中思いついたことを携帯でちょこっとメモしたり(ブログの下書きもそうだったりします)同期ボタン一つで両方とも全て同じ場所に。

私は「メモ帳」以上の使い方をできていない、Evernoteユーザーの中でも超がつくベーシックユーザーだと認識していますが、そのやはり素晴らしさは検索機能とシェア機能。

私はセミナー参加のメモや、会議参加メモもちょこちょことそこに保存することが多いのですが(MOOCセミナー参加後にブログを書き起こす際は大体Evertnote上にざーーーとタイプしたメモを元に得たインプットを再構築しています)記憶力が著しくショボイ自分は数日経つとほぼ全て綺麗さっぱり忘れています。

でも、例えば数ヶ月後にふと「あれ、この間誰かがこのこと話してたな、誰だっけ、何て言ってたっけ・・・」という時にモヤモヤとは思い出すことがあります。そのときにこの検索機能が役に立ちます。これが無かったら私は単なる「なんか似たようなことをどっかで聞いた事のあるような」モヤモヤな人。

例えば今さっき「Design Thinking」というキーワードで入れてみたら70のノートがヒットしました。そんなに書いていることすら本人は覚えていません。

大学院の時は授業の予習メモ(課題論文を読みながらメモを取るというアクティブスタイルが自分にはあっていたので)▷それに授業中のメモを別の色で追記、という使い方をしていたクラスもあったので、教授の名前や論文のタイトルなど、普段なら忘れてしまうようなものがごちゃごちゃと詰まっています(Evernoteのメモは綺麗さを無視しています)

また、卒業後、働くようになって良く使うのが「シェア機能」。例えば自分のアイディアや情報のCurationをチームメートに共有しようと思った時、メールに転記するのは面倒なのでシェア用のリンクを貼付けて送るだけ。(これはある程度bulletやフォントの色とかを使って綺麗にまとめる)電車の移動中に自分がリードしなくてはいけない会議のアジェンダなどもそこでメモして事前共有したり、その同じメモに会議中自分で議事録追記したり。メモのタイトルは「140430 Team Meeting」のような感じにしています。

すると今後「Team Meeting」で検索したらそれだけ出てくるという♩

ChromeのExtensionとしてEvernoteの象さんマークのボタン(Web Clipper)をブラウザーに入れておけば、「いいな」と思った記事をそのままEvernoteに保存していくことも可能。Feedlyでは無料バージョンだと記事の検索はあまりスムーズにできないので、「あれ、あのような記事どっかでいつか読んだような・・・」という時はEvernoteにさえ置いておけば何年後でもおそらく見つけることができるはず。(まだ完全にスムーズに使いこなせていないけれど)本当に素晴らしい。




こういうの(情報収集の方法)、人によって自分に合ったやり方というのが次第に見えてくるものだと思うので(私も試行錯誤は続いています、Facebookは最近自分のフォローしている団体/グループ/個人の「notification」をオンにしたりしているのでフィードは全く見なくなてしまいました、LinkedIn Influencerも良い事書いている人多いなー、と。これってRSSできないかなーとか)色々試して行けばいいと思うのですが、こういう練習、学生の時から(できれば中高生くらい)もっと訓練する機会があるといいのにな、と思います。実は、もうあるのかな。今の子ども達には・・・。(あとDropboxを含めたクラウドストレージ、Google Driveを始めとするGoogle Doc達、LinkedInとかも自分が学部生の時は存在していなかったけれど今はmustになっている)

昭和生まれはキャッチアップが大変です。はい。